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ガラガラ物凄い轟音を立て、ついに逝ってしまった拾萬円号のACコンプレッサー。 応急処置として、ACベルトを撤去した状態ではありますが、どうやって直そうかなと。
夜勤から帰ってきて、お昼から水没号のACコンプレッサーを奪取しました。 かなり厄介な場所ですので、プロの整備士でも施工は嫌がる場所ですが、 行きつけの整備工場のメカニックから、SGの作業難易箇所と対策を教えて もらいましたので、予想していたよりも容易に奪取完了です。
※水没号は部品取り車の為、インタークーラー、バッテリー、 アンダーガードなど 各所パーツを撤去済みですから、剥ぎ取り時間は 大幅に短縮できます。
海水に浸かった車両ですが、ボルト等の固着はなく、メカニックに教えてもらった 通りに、パンタグラフジャッキで、フレームとコンプレッサーブラケットとの間を 押し広げて(エンジンを横から押す感じです)、コンプレッサーを縦にして下から抜きます。
冷媒ラインは、殆どガスが抜けておりましたので、大気開放のリスク等は問題なく。 一応、取り外したコンプレッサーの冷媒ライン接続口は、ゴム板を切り出して パッキンを作り、密閉しておきました。
その後、マグネットクラッチの作動テストを行いました。バッテリーから、 コンプレッサー本体にアースして、プラスを手前(1極)のコネクタに通電して やると、マグネットクラッチの作動音が聞こえます。
あとは、マグネットクラッチ部分の分解を試みて、コンプレッサー本体が 車載状態での交換が可能かどうかを、イメージ的に確認する作業に入るわけですが… 台上の作業でもかなり手こずります。 第一関門として、セルフロックナットを外すために、共回り防止の SSTを自作しなければならず…
<つづく>
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