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皆さんこんにちは。静岡県に住んでいるkazuhikoです。 昨日は、ご近所さんと整備オフ。場所は、国道1号線の新富士川橋下の河川敷(静岡市側)です。
今回のお題は、YUJI@静岡さんのSGを、車高ダウンさせること。 旧tomi号として使われていた当時、2.5インチほど車高UPさせておりましたが、 高齢のご両親の乗降を考え、車高を少し下げようというもの。
新YUJI号は、既にスライドドア側の乗降が容易に出来るよう、左側の サイドステップを、後席側だけダウンさせる「段違い平行棒化」や、 乗降時に足が掛けやすく、滑りにくいように、アルミ縞板でステップを加工(画像) してありますが、今回の作業で更に乗降性を改善しようというもの。 ※画像は、YUJIさんのブログから拝借しました。
リアは、施工前は、リンエイのレッドスネーク(2UP対応)→1.5程度にへたれ プラス、コイルマウント部に25ミリスペーサーで、あわせて2.5インチほど 車高が上がっていましたが、社外コイルを抜き、純正コイルに換装。 作業そのものは、リアのロアアーム前側にウマを掛け、ロアアームのボルトを 抜いて、アームを落とすことで、コイルを抜き、入れ替えます。 スプリングコンプレッサーを使用するよりも、安全で確実ですが、難点は、 アームを復元する際に、そのままジャッキでホーシングを上げても、斜めに なってしまい、上手く収まらないこと。 対策として、フロアジャッキのほかに、車載ジャッキを2台使い、デフ角を 微調整しながら、バールやシノを活用して、組んでいきます。 ※こちらのデリカBBSで、大阪の某氏にご教授いただいた方法です。
こういう作業は、一人でやるとかなり手こずりますが、2人でやると、 作業性は飛躍的に向上します。
2.5インチUPしていた頃は、リアのスタビライザーの取付位置には、 200系ハイエースのFスタビリンクを流用して、純正の取付位置よりも 5センチほどダウンさせて補正しておりました。 ※岐阜の某氏が提供してくれました。
しかし、純正コイル+25ミリスペーサーにしてしまうと、ハイエース用の スタビリンクでは長すぎるし、かといって、SG純正に戻してしまうと、 今度は長さが足りず。
スタビライザーというのは、本来、直進時にはフリーに近い中立した状態で 取り付けてあるのが望ましく、車体がロールしたときに、はじめて効き始め、 横方向の力に対して踏ん張るように作られています。
今回は、YUJIさん自作による、30ミリダウンブラケットを、SG純正の スタビリンクと組み合わせて取り付けました。
およそ1インチUPのSGのリアスタビライザーの補正には、いい感じです。 さすが、静岡の匠!
リアの車高が決まったら、フロントは強化トーションバーを抜いて、純正の トーションバーに入れ替え、リアの車高にあわせて若干絞り上げます。
強化アンカーアームガイドも取り外して、純正加工品に付け替えましたが、 こちらも、YUJIさんオリジナルの加工品で、強化品と同様に、脱落防止の フランジを溶接加工してあります。自作強化品という具合かな。
前後のスプリングを純正品に交換したことで、今までのゴツゴツとして 不快だった乗り心地が、改善されたようですし、若干車高を落としたことで、 コーナーでのふらつきも解消したので、乗りやすくなったとは、ご本人の談。
その後、YUJI号から取り外した200系ハイエースのスタビリンクを使って、 今までRスタビレスだったtomiロングに、純正のリアスタビライザーを取り付け。 2~2.5インチUPのtomi号には、ぴったりで、無加工で取付完了。
ロング用の純正スタビライザーではなく、ショート(クリスタルライトルーフ用)の リアスタビライザーなので、若干細いのですが、ないよりは、付いているほうが はるかにロールは抑えられるはずです。
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