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こんばんは。富士山の麓に生息しているkazuhikoです。
いつも一緒に遊んでいる、まさひこ@静岡さんが、ジムニーを買ったということで、早速遊びに行ってきました。
とはいえ、買ったばかりなのに、狭い草木の茂った林道を走るということは、パスです。 わりあい広くて、フラットなところで、暑くなくて、盆の期間でも人の少ないところ… という条件で考えたところ、静岡県御殿場市にある、富士山登山道の御殿場口(新五合目)まで出かけました。
富士山の南東、現在の御殿場市と裾野市にまたがる広大な富士裾野は、旧帝国陸軍時代に、軍の演習場として接収され、そのため、江戸時代から続いていた須山登山道は廃道となりました。代わって、当時、開通したばかりの東海道線(現在の御殿場線)の御殿場駅からの利便性のよい、御殿場口を新たに整備したといわれています。
宝永の大噴火で、富士山は、横っ腹から吹き飛んだのですが、そのときの火山灰が、一面を覆っていて、他の登山口と違い、立ち木は少なく、わずか標高1400mで、森林限界を迎えてしまいます。
説明が長くなりましたが、そこらじゅう、火山灰なんです。急な斜面を歩くと、火山灰が崩れて、足元が埋まってしまいます。 だから、富士山の登山道の石室(いしむろ=山小屋のこと)へ、物資を運ぶのは、ブルドーザーに囲いを装備したものが使われています。
国立公園内ですから、森林限界よりも上の地域には、一般車両は立ち入り禁止なのですが、それより下なら、走ってもよいというわけ。 火山灰で一面砂礫の急斜面ですから、よほどのテクときちんとしたタイヤがなければ、ヒルクライムは不可能ですが、ヒルダウンなら、スタックして動けなくなる心配もないので、気軽に遊ぶことができます。
2台で走るのではなく、1台が走って戻ってきたら、もう一台が行くという走り方をしました。
まさひこさんのジムニーが、ゆっくり走る前を、カメラ勝手に駆け下りましたが、あまりに急斜面のため、走り出したら止まることができません。 富士山登山駅伝の、下りの走者が、いかに危険であるかがよくわかった瞬間です。
気温は、22度と、下界より10度以上も涼しいんですね。 曇ってきて、風が出てくると、長袖が欲しいくらいでした。
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