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グロープラグ4本をつないでいる、波型の金具が、コネクションプレート。 私のSGで見たものは、どうやら対策品で、しかも赤いキャップまでついているし。 恐らく、前オーナーも、始動性が悪くて、修理に出したのでしょう。 画像はありませんが、グローリレーからの配線も、別に引きなおして対策してありました。
コネクションプレートは、4本のグロープラグの頭に、ナットで固定されていますが、 このナットもすごく錆びていて、ちょっと不安。数日前から数回繰り返した、浸透性潤滑剤の 攻撃が功を奏したのか、意外にも簡単に緩みました。使用した工具は8ミリ。 狭い箇所で、工具を振るにも苦戦しますから、めがねラチェット(板ラチェット)が便利です。
グロープラグの点検は、プラグ自体は外さなくてもOK。プラグの頭のナットを緩めたら、 波型のコネクションプレーをずらして抜き取ります。
手前から、1番・・・一番奥のプラグが4番です。 プラグの頭と、エンジンのブロックとの間の抵抗値を測定するわけですが、最初は、 テスターがまるで反応せず。まさか、4本とも全部切れていることはないはず、と 思いなおして、エレクトロニッククリーナーを吹き付けて、通電性の回復を待ちます。 とてもデリケートな部分のようで、ワイヤーブラシや、ペーパー掛けは厳禁とのことです。
グロープラグ周辺の汚れをケミカルで洗浄した後で、再度、抵抗値を測定すると、 テスターが反応しました。グロープラグの頭のナットに赤いコード、エンジンの ブロック側に黒いコードが来るようにして、測定しますが、ちょっと位置がずれた だけで、数値が大きく変動して、なかなか決まりませんが、何とか測定できました。 手前の1番から、1.0Ω、2番と3番が1.1Ω、一番奥の4番が1.3Ωと、 奥に行くにしたがって抵抗が増す傾向がありますが、僅差なので、良しとします。
コネクションプレートも、ペーパー掛けをすると傷ついた部分から錆びるとのことなので、 エレクトロニッククリーナーを吹き付けて清掃。
あとは、組みつけて復元するだけですが、気のせいか、始動性が少しは向上したような 気がします。 但し、始動直後のエンジン回転数はあまり安定せず。エンジン始動後、アイドリング 状態ならエンストすることなく安定していますが、エンジンが冷えているときに、すぐに 走り出してしまうと、アクセルを軽く踏んでも吹けません。
やはり、暖機運転は必要なのかなと、感じました。 グロープラグのほかにも、点検するべき箇所がありそうですね。
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