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<つづき>
参考までに、富山オフでkazuhikoのSGに取り付けた、画像を紹介します。 実はこの時、向きを逆に取り付けてしまったために、黒煙が減るどころか、 EGRバルブがおかしな作動状態を引き起こして、走行中にカラカラ異音が発生したり、 上り坂でエンジンの吹けが悪くなって、黒煙をドバッと吐いたり… 帰りの途中で、やむなく取り外して事なきを得たことがあります。 (取り付けた向きが逆であったことに気がついたのは、後日)
装着方法は実に簡単で、付嘱しているホースを、エミッションバルブの方向に 気をつけながら取り付け、EGRバルブに接続されているバキュームホースを外して、 そこに割り込ませるだけなので、ものの1分程度の作業です。
KazuhikoのSGは、燃料噴射ポンプのブーコンシャフトを社外品に交換して、 燃料を増量してあるために、黒煙の原因が、EGRだけではなく、燃調にも及ぶため、 エミッションバルブの効果がわかりにくいという特徴があります。
ということで、今回の人柱ならぬ、車柱となったのは、ノーマルの燃調で乗っておられる YUJI@静岡さんのSG。私の車と同じく、平成7年の初回マイナー前の初期型です。
YUJIさんのSGは、ちょっとした部分に色々と手を入れておられるので、 エンジンルームをのぞいてみると、オイルキャッチタンクなんかも装着してあります。 画像では、EGRバルブのダイヤフラムの位置がわかりにくいのですが、 エミッションバルブの向きにだけ気をつけながら装着して、最後に、ホースが 走行中に暴れないように、タイラップで他のホース類と共締めして、完成。
エミッションバルブ装着後のインプレッションです。
●アイドリング…エンジン音が微妙に変化したような感じ。 アイドリングの回転数も、気のせいかやや高めに。 ●始動直後に吐く黒煙…セルをまわしてエンジンが掛かった次の瞬間、 一時的に吐いていた黒煙が、目立たない程度にまで減少。 ●アクセルを踏み込む…緩やかにアクセルを踏み込んでいっても、 以前は黒煙を吐いていたものが、それなりに軽減されたようです。
エミッションバルブ装着で、効果が期待できる車の条件としては、 試行の為に、一時的にEGRバルブのバキュームホースを取り外して走行すると、 明らかに黒煙減少効果がある車両です。 エミッションバルブは、EGRカットのように、完全にEGRの機能を 殺してしまうわけではありませんので、黒煙を減少させつつ、エンジンには、 無理な負荷を強いないという、そんな感じでしょうか。
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