タイトル | : Re: 【4WD】D5前後駆動配分 |
記事No | : 22427 [関連記事] |
投稿日 | : 2010/11/05(Fri) 18:02:53 |
投稿者 | : よっしー |
>だったら常に四駆として、電制ビスカスに仕事をさせれば良いような気がしますが、
2WDモードで走った方が燃費が良くなった気がするという人のために
2WDモードは存在するのでしょうか?
アクティブトルクスプリットは後輪にどれだけ駆動力を配するかをCPUが指令します。
その指令の仕方が各メーカーいろいろあるんですね。
スバルのアクティブトルクスピリットは、実はスタート時から後輪に40%ぐらいの動力を配しています。
その為、スバルのアクティブトルクスピリットには通常各メーカーが付けている「LOCK」モードがありません。
「LOCK」モードが無いのでぬかるみからの脱出に弱いなどと言っている人もいますが、的外れです。
「LOCK」モードからスタートするので必要ないのです。
直進状態では後輪にもフルに動力を配して、舗装路等のカーブで前後輪差が生じたときに後輪のトルクを逃がします。
これは、前にも書いたとおり後輪の動力と前後輪の回転差の吸収はトレードオフの関係にあるからです。
D5・アウトランダーとかエクストレイルは2WDからスタートします。
前輪の滑り具合に応じて後輪にも動力を配します。
舗装路の直進ではほぼ2WDです。
なら、スバルのはうがいいと一概に言えないのが難しいところです。
なぜなら、たとえば舗装路で「LOCK」でスタートして、「カーブに入ってから後輪の動力を減らす」と初期アンダーが出やすいのです。
「LOCK」でカーブに入ってまずアンダーが出ます。あわててCPUが後輪の駆動力を減らすということになります。
最初からFFだと基本的にはすんなり車は曲がりやすいはずです。
そもそも、滑りにくい舗装路等では、FFで十分で、その方が車の挙動も自然だろうという考え方ですね。
ただ、スバルの場合、高速道路の直進で後輪も駆動している安心感はあると思います。
雪道、ぬかるみなどの滑りやすい路面では各メーカー後輪をかなり駆動するのは共通です。
なお、車は4WDのシステムだけでは語れないので、基本はこういう前後配分になっているということです。スバルの車は、実際に運転するとスムーズです(友人の車)。