タイトル | : Re: 辛いですねぇ...軽油価格 |
投稿日 | : 2005/04/12(Tue) 22:22 |
投稿者 | : kazuhiko |
> まるちゃん_@_飛騨高山さん、こんばんは。
> 本日、夕方帰宅途中に、アメリカで使い古しのサラダ油で車が走るニュースやっていました。
> ディーゼル対応らしいですが、エンジンスタート時のみ、重油でその後スイッチを押し、切り替えるらしいですが。
>
> こんなのが日本でも都内のバスに一部採用されている話でした。
>
> 行く行くは、燃料が無くなれば、またディーゼル復活するんでしょうかね。
>
> 「俺のデリカの燃料は、マックのフライドポテト揚げたやつだぜ」なんてことになるの鴨?
欧米では、市販されている軽油にはある一定量の植物油が混合されていると聞きます。ヨーロッパでは食廃油をリサイクルしたVDF(バイオ・ディーゼル・フューエル)を混合することで、低硫黄軽油による潤滑不良を補っているとか。アメリカでは、さすがに農産国ですから、新油から作られたVDFを軽油に混合して販売しているらしいです。(広大な国なので地域差は大きいかも?)
古いタイプのディーゼルでは、100%植物油にしない限りは、問題なく走るはずです。(粘度とセタン価の問題がある) 自分で廃油を精製する場合は、ろ紙の細かさと、水分除去がネックになるかと。植物油を灯油に混合して使うのがもっとも安直な方法だったりします。最近は、セタン価をUPさせる添加剤も容易に手に入るようになりましたしね… この手のねたに関しては、これ以上は語りません。
日本でも、少ないですが、食廃油をリサイクルしたVDFが作られています。東京都内に1箇所業者があったはず。関西の方に、 市のゴミ収集車に使っていたりとか… 単にろ過するのではなく、エステル化?して生成することで、セタン価も市販の軽油より高く、黒煙の少ない優れた燃料ができるそうです。(もともと石油よりも無害に近いものですから)
環境問題も含め、私としては、こういうVDFがもっと普及しないかな~ なんて思っています。(石油大手と政治の癒着がなければ早く実現すると思うけど)