タイトル	： 市場原理
投稿日	： 2004/12/12(Sun) 14:46
投稿者	： kazuhiko

こんにちは。平成７年ＳＧに乗っています。

横レスすみません。
あまりしっくりこないので、ちょっと書かせてもらいます。

長く同じ業界にいると、一般の人たちから見て、えっ？！っと思えるようなことが、まかり通っていることがあります。「慣行」というやつで、それはある意味、仕方がないことかもしれません。

私たちユーザーには、メーカーから出荷されるまでの間にどのようなことが行われているかわかりません。
たとえ、何十年間も続いてきたような慣行であっても、同業者なら暗黙の了解である事柄であっても、ユーザーは、そうした裏事情を承知して売買契約をしているわけではないのです。ここがポイントです！

売買契約である以上、ユーザーが契約前に承知している内容は有効となりますが、ユーザーが承知して居らす、また、一般消費者の大多数に周知・容認されていないような、特殊な事柄については、おおよそ、クレームの対象となります。

私も、製造業に従事しておりますが、業界の慣行なんて、ユーザーには関係ないんですよ。メーカーとしては、何でいまさらと思われるようなことでも、エンドユーザーにばれた日には、クレームの嵐です。

メーカーとしては、このくらいどうってことないと思っていることが、必ずしも、市場に受け入れられているのではないということ。業界の慣行はあくまで業界の中でのもの。エンドユーザーは必ずしも承知してはいないでしょう。
市場といっても、それは時代により移り変わります。ユーザーの価値観も、ユーザーの求める商品性も、時代を反映して移り変わります。
こうした中で、ユーザーの声を踏みにじるようなことを繰り返すと、これからの時代、メーカーとして生き残るのは難しいんじゃないかなぁ～と感じます。

これからの世の中。ポスト団塊の時代。安全とクオリティーに対する情報の開示は、ますます求められていくような気がしてなりません。