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タイトルクーラント交換しました
投稿日: 2004/10/14(Thu) 17:14
投稿者: kazuhiko

こんにちは。平成7年SGに乗っています。

本日、LLC(クーラント=冷却水)の交換をしました。一部手抜きした、簡易的な交換方法ですので、正規の方法とは異なりますが、参考までに。

2800ディーゼル、デュアルヒーター車で、冷却水の総量は11リットルとなっています。私は、温暖な地域に住んでいますが、冬季にはスキーに出かけることが多いので、マイナス20度でも凍結しないようにしたいため、LLCは濃度80%のものを3本用意しました。(2リットルで約400円×3本)

交換手順

<準備> 
(1)サーモスタットが開くくらいまでエンジンを暖気しておく。(走行直後は高温で危険なので、しばらく冷ました方がいいです)
(2)オイル交換と同様、アンダーガードを外しておく。(工具:+ドライバー、14ミリのソケット又はメガネレンチ)

<冷却水の抜き取り>
(1)ラジエターのドレーンプラグをはずし、ラジエター内の冷却水を抜き取る。
   ラジエターの右端(運転席側)から、ロアホースが出ていますが、その付近に、プラスチックの蝶ねじみたいのがあります。素手では硬いのでプライヤーなどでまわす。
  ※大き目のバケツかたらいで受けましょう。かなり広範囲に飛散します。
(2)セパレーターボックスのプラグ(バッテリーの奥側上のほうに空調の吸気口がありますが、その左側にプラスチックの六角ねじがあります。14ミリ)、ラジエターキャップ、をはずし、ヒーターコア内、および、エンジン、コンデンスタンク内の冷却水を抜き取る。
(3)シリンダーブロックのドレーンプラグをはずし、ウオータージャケット内の冷却水を抜き取る。(ここは省略しました!!)
(4)冷却水が抜けたら、コンデンスタンクに水道水のホースを入れ、少しずつ水を補給する。
  ※本来は、ラジエター側のアッパーホースをはずし、フィッティング部より水道水をホースで注入し、冷却水の通路を洗浄するのですが、インタークーラーが邪魔だし、アッパーホースを引く抜くのが面倒なので、コンデンスタンクにいきなりホースを入れました。あまり勢いよく水を出さないように。
(5)エンジンを始動させ、前後ともヒーターを全開にして冷却水を循環させる。
(6)ドレーンプラグから排出される水が、無色透明になったらエンジンを停止。
(7)ホースの水を止め、ドレンプラグから排出できるだけ水を抜き取る。
(8)ラジエターのドレーンプラグを確実に締め付ける。(シールテープを巻く)
(9)コンデンスタンクより冷却水の原液(80%)をゆっくりと注入する。2リットルの容器2本くらい入ります。
(10)再びエンジンを始動してエア抜きをする。エアをかんでいると、泡が出てくることもある。10分くらい経ったらエンジンを停止。
(11)セパレーターボックスのプラグ締め付ける。
(12)冷却水をコンデンスタンクのFULLラインまで入れる。
  ※濃度を計算した上で、必要な量のLLCを入れ、足りない場合は水でOK
(13)ラジエターキャップを確実に締め付ける。
(14)アンダーガードを元通りに取り付ける。

使用工具は、14ミリのメガネ(ソケット)、+ドライバー、プライヤー、冷却水を入れるためのロートなど(園芸用のじょうろでもいいし、未使用のオイルジョッキなどがあればやりやすい)

こんな感じです。本来は、シリンダーブロックのドレーンを払ったり、濃度調整したLLCを補給するべきなのですが、ヒーターラインを循環させながら水道水を循環させて、内部の古いLLCを全て洗い流し、濃度の濃い原液を補充することで、冷却水の濃度をある程度の目標値に調整しています。
ラジエターのドレーンから排出できる量は、5から6リットル程度。冷却水の総量のおよそ半分くらいです。私の場合、80%のLLCを6リットル全て使い切ってしまいました。計算上、濃度は43%くらいになります。マイナス23度くらいまでOK。

市販のLLCは、50から80%くらいの濃度のものが売られています。この方法では、濃い原液を入れて、足りなかったら水を補充するというやり方で濃度を調整しています。


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