DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトル鉄鋼の傾向性
投稿日: 2007/12/03(Mon) 18:37
投稿者: kazuhiko
URLhttp://heartland.geocities.jp/kazuhiko0521/delica/delica.htm

こんばんは。平成7年SGを所有しています。

>  そういうデータがあるのでしょうか?

鉄鋼の炭素含有量により、硬度や剛性などに、ある程度の傾向性が見られます。
TとMについては、昔から自動車用鋼板や、鉄鋼の供給先が決まっていましたので、顕著な
違いが見られました。

歪みやすいけれど、破断しづらい傾向にある某社の自動車は、ボディ剛性は低いけれど、致命的な
破断には至らないケースが多く、同系列のトラックメーカーでも、同様の傾向が見られます。

一方、見た目のイメージだけでなく、製品そのものも、頑丈で、強度のありそうな、私達の
よく知るメーカーは、系列企業からの鉄鋼供給を受けていますが、ある一定以上の応力が加
わったときに破断しやすいというのは、何十年も替わっていない顕著な傾向です。

残念ながら、弱小企業の1社や2社の企業努力では、こういう傾向性は、変えることが難しいかと。

NとHについては、近年の勢力逆転で、昔からの取引先が変わったことから、現代の製品に
使われている鋼板と、昔の供給先が違いますので、今後も、傾向性の変化があるかもしれません。

それぞれ、企業グループにより、原・材の供給網というのがありますので、単独のメーカーの
体質とは関係なく、致命的な傾向性というものはあります。

鉄鋼と車両の強度・剛性については、トラックの運転手さんは、よくご存知だと思います。


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