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タイトルRe: 光の柱
投稿日: 2004/06/12(Sat) 12:39
投稿者: kazuhiko

> デリカ  ハイビィーム時に、雨霧等に反射し光の柱が前面に浮かび上がる。安全確保しずらい。リコール????だろ!とお考えの方いませんか。

はじめまして。平成7年SGに乗っています。

詳しくはわかりませんが、個体差ではないかと思っています。

私のSGは前期型で、H4とH1バルブ使用。ハイビーム時には4灯すべて上向きに切り替わるタイプです。(故に、純正フォグはハイビーム時に自動的に消灯してしまいます)

光の柱が前面に浮かび上がるのは、雨霧の時だけでしょうか?

レンズカットによるものとのことですが、同型式すべての車に当てはまるのであれば問題ですよね? 個体差によるものなのかどうか?
お困りの状況を見たわけではありませんので詳しくはわかりませんが、通常、激しい雨や霧の濃いとき、降雪時や吹雪の時に、ハイビームを使用すると、目の前が真っ白になってしまい、非常に危険なので、ハイビームを使うことは、まずありません。ですから、ハイビームを使用する程度の軽い雨や霧の中でのケースと考えても良いでしょうか?

デリカ系のヘッドライトの取り付け位置は、普通乗用車と比べても高い位置にあります。霧は路面より少し高い場所に漂っているケースが多く、濃い霧の中でのハイビーム使用は、原則としてNGです。ロービームでも視界確保は難しいので、ヘッドライトユニットより低い位置に取り付けたフォグランプの使用が好ましいです。

次に、レンズカットについてですが、各社とも開発に苦慮している部分です。そもそも、ヘッドライトのような点光源は、近くがまぶしいくらいに明るく、遠ざかれば急激に暗くなるという特徴を持っています。これを、点光源の逆二乗則といい、開発分野ではこの法則に逆らうように、手前から幾らか遠くまで均一な面で照射できるように、レンズカットは複雑なパターンで構成させています。実際にはカットレンズとリフレクターの併用で焦点距離を伸ばす工夫がされていますが、やはり、写真用のレンズやプロジェクターの凸レンズのように、ピントの合う距離があります。

市販されている薄型のフォグランプなどでは、リフレクターの厚みを確保できないため、いわゆるピンボケ状態で、配光がおかしく、光の柱が発生したり、特定の部分だけが突出して明るいなどの不具合のあるものも見られます。

車のヘッドライトユニットの場合、このような安物的な設計ミスは稀でしょうが、市販されているバルブの個体差などにより、類似の症状が発生することも考えられます。レンズ面と、フィラメントの距離がある一定の範囲にないと、設計どおりの配光となりません。バルブの個体差という場合もあるし、取り付け部の劣化により、1ミリから数ミリの誤差が生じているケースもあります

私のSGは、最近ヘッドライトのバルブを交換しました。H4のハイ・ロー二本のフィラメントが入っているやつです。交換してから、左の光軸が狂ってしまいました。やや上方に光の柱が出ます。近いうちに再調整しようと思いますが、ただ、雨天や霧の中では、大型のフォグランプの使用を前提としているので、ハイピーム走行での不都合は発生しておりません。


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