デリカＤ５(Ｄ：５) Watch

デリカＤ５ＢＢＳに書いた文のコピーペーストです。

D5は買いか？　という質問に対して

今まで出たＤ５のリコール等をチェックしてみると、部品単品や協力会社の作ったアッセンブリの不良というよりは、三菱自動車内部での組立作業、受入出荷等の検査体制等、製造のベーシックな部分での問題が主たる要因のような気がします。

参考まで
これまでのＤ５のリコール、サービスキャンペーンです。

リコール
　■前面ガラスにリモコン受信部を取付（シャモニー）（法令違反）
　■ヘッドランプ関連（ロービーム光軸未調整のものを出荷）
　■ナット間違い（違うナットを組み立てに使用）
　■燃料タンク（燃料タンクにおいて部品不良）

サービスキャンペーン
　■フロアプラグ（フロア下の穴の栓を組み立て時、別のところに入れ間違い）

　どれもつまらないミスばかりです。
こんなつまらない事でリコールしてちゃまだまだですぞ〜（^^）＞三菱自動車工業さん

掲示板の書き込みを拝見すると、設計上の不具合等も加わり、リアガーニッシュの虫進入対策品、ヘッドホンの折れ？対策品、エアダクトのチリチリ音対策、エアコンエキパイの音対策、ボディー板金部の異音、キーレスの到達距離、外装部品の質感や、エアロの色違い（ウォームホワイトパールのローデスト）、走り出し時のABS動作音（仕様との事ですが・・消音できなかった？）、謎のバッテリー上がり、ミラー部の風きり音、等々の報告は出ているようですが、発売から１年８ヶ月程度経過して、それほど大きな不具合はないのでは？　上々のすべり出しとも思います。

ただし、前モデルデリカスペースギアの時もそうですが、傾向的不具合や粗悪素材の経年劣化不良、傾向不良等は１-２年ではなかなか出ず、車検を終えた頃からポツポツと出だしますので、発売２年に満たない現時点では正直なところ、なんともいえないのではと思います。

唯一、気になるのは、発売当時より時々定期的に話題になる例のグラベルとか坂道で要因はＣＶＴなのか、ＡＳＣなのか分かりませんが、保護の為なのか軸出力が抑えられてしまう症状（仕様？）ではないでしょうか。

新設計部品等で予想し得ない不具合が市場で出てしまうのは仕方ない事かと思います。
当然ながら不具合が出た時、ユーザーの立場にたってどう手当てするかが重要なポイントです。
私は今の（Ｄ５時代の）三菱自動車を知りませんが、過去（デリカスペースギアの頃）の三菱自動車にはこのあたりの対応には今でも不満を感じております。（過去のことを夢あるこの場でアレコレ書いても始まりませんので書きません。）

三菱自動車の場合、購入のポイントとしてはディーラーが少ない事も良く認識しておいた方が良いかと思います。
販売会社の売上げ不振による廃業、統合等で一昨年あたりからだいぶ三菱のディーラー/店舗が減って来ているような気がしております。

9月だとこことか・・
http://www.kanto-mitsubishi-motor-sales.com/info/higashimatsuyama.html

先々車が売れて業績が上がれば、減少の傾向に歯止がかかり、また復活する可能性もあるとは思いますが、相変わらず国内販売の業績はかんばしくない様ですし、原油価格高騰買い控え等を考えると、かつてのような状況はこれからもあまり期待できないのではないかと思います。

このあたりは地方への転勤がある方は特に留意しておいた方が良いです。
地方に行くと何十キロも走らないと三菱ディーラーが無かったりします。
保障期間の内は通常は壊れることもないとは思いますが、壊れなくとも定期点検/車検/リコール等の改修の時等、ディーラーが近くにないと不便だと思います。
あと、地方は販売会社は系列一社、お店の方とウマが合わなかったり、サービスマンの技量等に問題を感じても、他の営業所に鞍替えもままなりませんので、逆にユーザーが気を使ってうまく折り合うコツも必要となり、「私はこの車が好きで買ったんだ」と自分に言い聞かせ、割り切る覚悟（妥協？）が必要となる事も多々あります。

安い買い物ではありません、車はそう簡単に買い変えれるものでもありません。
ディーラーとは長い付き合いになります、何度かディーラーに足を運んで、車だけではなく、販社の社風、営業マンやカウンターの中にいる社員の印象等を貴殿の目でチェックしたりしつつ、あせらず、本当に今、選択肢はＤ５しかないのか？昔のデリカのイメージだけで指名買いしていないか等々、自問自答、「先を見据えた後悔しない買い物」をされることをおすすめします。