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タイトルRe: 中古で購入しようとおもっていますが
投稿日: 2005/01/14(Fri) 15:02
投稿者: kazuhiko

こんにちは。平成7年SG(2800DT)に乗っています。

>10万KM以上走ると、駆動系、電気系統がそろそろくたびれる頃だと思いますが、
>基本的に交換・メンテナンスが必要なところがあれば教えて頂きたいのですが。

10万キロと一口に言っても、「距離」で傷んでくる部分と、「年数」で傷んでくる部分がありますから、新車時から年間1万キロで10万キロなのか、年間2万キロ以上走っているのか、年間5千キロ以下なのかという感じで、一概には言えないこともあります。
また、SGの場合、普通乗用車と違い、オフロードを走っているのかどうか、この辺も、痛み具合に大きく関係してきます。

前置きはこのくらいにして… オフの話はとりあえず置いておきます。オンロードでの使用のみという、前提でお話しますね。

ガソリン車では、タイミングベルトは交換必須です。ディーゼルでは、4M40に関してはタイミングチェーンですから、本来なら、10万キロくらいで切れるのもではありません。(切れている方もいらっしゃいます)
タイミングベルト切れたら、結構やばいです。エンジン(上)交換かも。
2WDディーゼルの4D56は、切れたら致命傷です。

ガソリン車では、たとえプラチナプラグであっても、そろそろ交換時期。
※純正採用のプラチナと市販のプラチナは別格品。市販のプラチナ入れても、耐久性は月とすっぽん。10万キロ持つような品物ではありません。
V6 3000は、プラグ交換が大変だと伺います。

オルタネーター。使い方によりますが、ガソリン車で13万キロ、ディーセルで15万キロくらいが寿命(ブラシ交換)のケースが多いらしい。レギュレーター不良の場合、もっと早く逝かれる事もあります。

マフラーの腐食。ディーゼルよりも、ガソリン車に多い。特に距離を走っておらず、年数だけ経過したような車。エンジン始動後10分に満たないようなチョイ乗りを繰り返している車は、距離に比べると、車は痛んでいる。


足回り。ショックに関しては、好みによります。2万キロで駄目という人もいれば、10万キロでもそのまま乗っている人も多くいます。 経年変化で、フィーリングは必ず劣化します。

スタビリンクやドライブシャフトブーツも、交換時期かもしれません。ドライブシャフトブーツは、FR車を除き、必須項目です。切れてしまったら、交換するしかありません。

ドライブシャフトブーツをはじめ、ゴム製品は、「時間」でも劣化します。距離に限らず、10年を超えると、いろいろ不具合も出てきます。

冷却系。SGに限らず、車検ごとにメンテしていない車が多いのが現実。10年10万キロあたりで、トラブル発生の可能性大。ヒーターが効かないというトラブルがあった場合は要注意。

デフ・ミッションなどは、10万キロにいたる以前でのメンテしだいです。ノーメンテだと、結構やばい。
オンロードユースで、4WDに切り替えをしないで乗っていると、4WD切り替えがうまくいかないこともあります。

ブレーキや、エンジンも、10万キロ走ると、不具合が出てきてもおかしくありませんが、これも、乗っている人の日ごろのメンテしだいです。エンジンオイルのフィラーキャップをあけてみて、中をのぞいて、茶色くなっていれば、オイル管理が悪かった可能性は大きいです。オイル管理のよい車は、10万キロくらいでは、中に光った部分が見えます。(ディーゼルオイルは真っ黒ですが、真っ黒い中にも光って見えます) 全面茶色に染まっていれば、オーバーヒートを起こした可能性大です。

どれこれも、SGに限った不具合ではなく、中古車全般に言われることなので、いい車を探してください。

SGに共通の不具合に関しては、このHPの、傾向不良のページを見ると、よくわかりますよ。10万キロとか、距離に関係なさそうな不具合が多いです。


> また、燃料ポンプの記事が載っていますが、こればディーゼル・ガソリンに共通する
> ことなのでしょうか。

前期型(97年5月以前)2800ディーゼルに、特有の現象ではないでしょうか?
ディーゼルとガソリン車の燃料ポンプの仕組みは、相当異なります。

V6 3000ガソリンの検討をしているようですね。噴射ポンプではなく、クランクシャフトプーリー脱落のリコールに関して、ご注意ください。
高速走行中にエンジン停止してしまった場合、大惨事につながる恐れがあります。


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