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タイトルRe: わからんが、、、、、、、
投稿日: 2004/04/23(Fri) 02:49
投稿者: 実希助
URLhttp://mikisuke.bbzone.net

> 実希助さ~ん 
>
> 膨張弁の感温筒? キャピラリー? 低圧側ポート?
>
> 私みたいな どしろーとにも 解るように 
> もうちょっと解りやすく解説してくで~。

一般のエアコンは、圧縮→凝縮→減圧→膨張の冷凍サイクルです。
解りやすく説明しますと、圧縮機で圧縮された高温高圧の冷媒ガスを凝縮器で圧縮圧力の飽和温度以下の風で冷やして高圧の液冷媒に凝縮します。
それを膨張弁で減圧して低圧の液冷媒にします。
その低圧の液冷媒を蒸発器で蒸発させて低温低圧のガスにします。(この時に冷風が出ます。)
その低温低圧のガスを圧縮機が吸入します。
コレを冷凍サイクルと言います。

で、膨張弁ですが、平たく言えば減圧弁なのですが、一般的にはダイアフラム式で、蒸発器から出た冷媒の温度を感温筒で感知して流量調整もします。
冷えてくれば絞り、冷えていなければ開くわけです。
その感温筒にも冷媒が封入されており、冷たくなれば圧力が下がり、ダイアフラムを押す力が弱まりオリフィスを心棒が塞ぐ傾向になり冷媒流量を絞るわけです。

・・・ん?何かの原理に似ていると気付きました?
ポンプのブーコンシャフトを動かすのに似ているでしょ!?
つまり、噴射ポンプはタービン吐出圧でブーコンシャフトを上下させて燃料の増減をさせているのですが、エアコンの場合は、蒸発器を出た冷媒温度を感温筒で感知して膨張弁のロッドをダイアフラムを介して動かして上下させ減圧並びに冷媒の循環量を調整しているわけです。

タービン吐出側からポンプの頭に繋がっているホースが 膨張弁で言うとダイアフラムから感温筒に繋がる細い配管(キャピラリーチューブ)です。
つまり、コレが切れると膨張弁が全閉となり、冷媒が循環しなくなって冷えなくなります。

高圧側ポート
圧縮機吐出側から膨張弁までを高圧側といい、ガスを入れたりする口を『高圧側ポート』と呼んでます。

低圧側ポート
膨張弁から圧縮機吸入側までを低圧側といい、ガスを入れたりする口を『高圧側ポート』と呼んでます。

補足
冷媒ガスは、温度が上がれば圧力も上がります。
ちなみに水を冷媒として使っている冷凍機もあるんですよ!(コチラは専門外です)


少しは説明になったかな???(笑)


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