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>日産自動車は、三菱自動車工業に対し、2000億円を超える規模の巨額の出資を行い、事実上、傘下に収める方向で最終的な調整に入ったようです。

三菱自が実施する第三者割当増資を日産が引き受け、三菱自株式の34％を日産が取得し、筆頭株主になることで基本合意したと発表しました。
また、購買、車両プラットフォームの共用、新技術の開発分担、生産拠点の共用、および成長市場を含む、複数の面で協力することにも合意した。
D:5のフルモデルチェンジという話は、延期または見直しがありそうですね。

それと３４％の株式取得に重要な意味があります。
３４％で筆頭株主となると株主総会での特別決議を要する議題（２/3以上の賛成が必要）に対する拒否権ができます。
役員任免、合併など重要な議題はその株主が賛成しないと通りません。
日産が事実上経営権を握ったということです。
三菱の不正が落ち着いたら、日産の息のかかった社長や役員が送り込まれるのでしょう。
今後の新車投入や開発は、日産主導で行われるということです。
三菱グループとしても三菱自を面倒みたくないんで、将来は日産に株を譲渡して、日産の子会社になるんじゃないかと・・・

>気になるのは・・デリカＤ：５の開発の行方ですね

グループ内のプラットフォームの共通化や生産車種の棲み分けなど抜本的に見直しされるでしょう。
日産のエルグランドと三菱D:5の統合は、避けて通れないのではないでしょうか？
日産が生産し、三菱がクリーンディーゼルエンジンを提供するなどいろいろなパターンが考えられます。
現行のデリカが三菱独自の最後になるのかな？