DELICA BBS Part２ (10000以降の過去ログ保存)
こんばんは。平成７年ＳＧ（２８００ＤＴ）に乗っています。
> のびている状態で乗っていると切れる以外で何か問題が発生するでしょうか。
> 宜しくお願いいたします。
その他の不具合を感じる間もなく、切れるときは、突然、目の前は真っ暗闇です。
タイミングベルト・チェーンともに、破断したときには、エンジンは急停止して、
その後は、二度と掛かりません。
ディーゼルエンジンや、ガソリンエンジンでも、高精度のハイメカツインカム等は、
バルブとのクリアランスが非常に狭く作られているので、急停止した衝撃で、
バルブはへし曲がり、コンロッドはへし折れ、エンジンの上半分は、皆死します。
エンジンの修理代に何十万も掛かることよりも、もっと問題なのは、
エンジンがあるとき突然急停止してしまうので、高速走行中などに発生したときは、
走行中の車の制御が不可能に陥った際、緊急回避が出来るかどうかということです。
下手すれば、乗員その他、事故に巻き込まれた人の命の保証はできないかと。
そのくらい危険な状態に陥るので、通常、メーカー各社は、耐久性の試験をして、
破断の危険性が迫る走行距離の、半分程度の時期での交換を勧めています。
（４Ｄ５６系のタイミングベルトは、ＭＴ車ではメーカー指定時期以前に切れる事象多発）
チェーン駆動の場合、無交換を指定するくらい、耐久性に関しては、エンジンの寿命
よりも長いはずなのに、なぜ切れるのか？
繰り返された事象を参考にさせて頂くと、Ｖベルト交換の際に、クランクシャフト
プーリーを逆回転させてしまい、それが原因で、テンショナーの張り調整機構が
機能しなくなり、最悪はチェーンの伸び→破断へとつながるようです。
通常使用では切れる心配のない部分ですが、もし疑わしいのなら、プロに診断して
もらうのが、得策かと思います。
タイミングチェーンとは言っても、所詮チェーンの一種ですので、正常な状態で、
新品部品へ入れ替えるのは、比較的簡単な作業です。
（古いチェーンにつなぎ、順に回すと１周する）
このＢＢＳで得られる情報は、非常に有益な情報ですが、それを生かすも殺すも、
貴方次第です。
具体的な整備に関しては、ディーラー等の整備士にお尋ねください。
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