タイトル | : Re: エアコンが効かない第2弾 |
記事No | : 11981 |
投稿日 | : 2009/05/23(Sat) 19:37 |
投稿者 | : KRS |
(む)さん,まさや@松本さん、はじめまして 電気・空調(エアコン)・冷蔵冷凍設備(スーパーの冷蔵ケース)を修理・点検を生業としています KRSと申します。 今後ともよろしくお願いいたします。
(む)さんのガス漏れですが検査するにはかなりの時間がかかると思われます。 1年間でガス(冷媒)が2Kg抜けるとして1日に抜ける量は約6gで検査時は 1gももれていない事となり検知器等が反応しない場合が多いです。 この場合、「エバポレーター(冷気を作るところ)」「コンデンサー」「コンプレッサー」「配管」 と分けて窒素ガスを入れて圧力が下がるか2~5日ぐらいかけて調べる為、 かなりの金額が掛かりますので(調査費だけで安くて10万はザラ) 冷媒ガスを補充し漏れる量が多くなるのを待っているのだと思います。
まさや@松本さんの場合
冷媒ガスを過充填(入れすぎ)した場合、コンプレッサーの内部破損している場合があります。 何故かと言うと、エアコンは、液体から気体になる時に周りの熱を奪い エバポの周りの温度を下げその周りの冷気を室内に出す構造ですので 冷媒が多い状態だとコンプレッサーに戻る冷媒が液体で戻ってしまう為、壊れてしまいます。 (液体は圧縮出来ないため) と、圧力が高くなるため内部温度が上がり熱破損します。 が、この場合はコンプレッサーに異音(ガタガタ)しますのですぐわかるはずです。
たぶんこのあたりが原因だと思われます。 補充際、冷媒を気体で入れた 空気を混入した 抜く際、気体で抜いた 等が可能性があります。 今の冷媒は気体と液体では性質が変わるため(液体では結合しているが気体だと結合できない物質があり、 気体で抜くと混合比が変わる)
空気を入れた場合は、空気中の水分が配管で詰まる(配管には針より小さい場所(エバポの前)にがあり 水分が凍って詰まり冷媒が流れない、外気温度で溶けるのくりかえす。
この治し方は、冷媒をすべて抜いて機械内の空気を抜き、冷媒を規定量入れることです。 この作業は、真空ポンプ・真空ゲージ・冷媒を規定量入れる機械が必要の為、 整備工場にまかした方がいいです。
長文になりました、すみません
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