タイトル | : Re: フロントウィンドウの曇り |
記事No | : 7564 |
投稿日 | : 2005/01/08(Sat) 13:16 |
投稿者 | : kazuhiko |
こんにちは。平成7年SGに乗っています。
> お正月にスキーに行ってかなり悩みました。フロントウィンドウの曇りです。すぐに曇ってしまってエアコンの吹き出しをフロントガラスの方に切り替えてもなかなか曇りが取れません。
対策を講じるためには、原因をつかんでおくことが大事です。
窓の内側が曇る原因は、湿度と温度差です。結露と同じです。
外気が冷たくなり、ガラスが冷やされると、車内の気温とガラスの温度差ができます。温度が下がると、飽和水蒸気量は少なくなり、空気中に飽和しきれなくなった水分が、結露として水滴になってしまいます。
外気が氷点下になったり、窓ガラスに雪が積もるようになってくると、非常に曇りやすくなります。
車の停止中に車外へ出て、雪(雨)のついた靴やウエアで乗り込むと、一気に湿度が上昇して曇ってしまいます。
もうひとつは、窓ガラスが曇るためには、飽和しきれなくなった水分が、結露として水滴(水玉)になるための、「核」が必要です。窓ガラスの内側が、ほこりの付着などで汚れている車は、非常に曇りやすいです。窓ガラスをきれいにしておくと、曇りにくくなります。
さて本題。対策です。
ひとつには、窓ガラスをきれいにしておくこと。しつこいくらいきれいにしてあげます。ガラスクリーナーには、曇り止めの効果もありますが、ガラスクリーナーの成分が乾かずに残っていると、再びほこりが付着します。乾拭きして仕上げてあげないと、いつまでもガラスは曇りやすいです。
エアコンの使い方。 (私のSGはプッシュボタン式のマニュアルエアコンですので、索式マニュアルエアコンや、オートエアコンと仕様が異なります)
冬季は、ガラス面を保温して、ガラスが冷えないように、上向きし、ヒーターを強くする。
次に除湿。ヒーターだけでは、除湿効果は弱いので、エアコンを併用する。
外気導入・内気循環。メーカーの説明書では、曇りをとる場合には、外気導入でと書いてあります。実際、デフォッカースイッチを入れると、自動的に、外気導入、噴出し口は上向きに切り替わります。 しかし、実際には、内規循環にしたほうが、エアコンの効率はアップしますので(風量も強くなるみたいです)、除湿効果は、内規循環のほうが使いやすいようです。
通常の降雪下の走行では、それほど困ることはありませんが、窓に、雪が積もり、ワイパーで拭いても、その周辺に雪がずっと残るような大雪になると、非常に曇りやすくなります。 (ヒーターくらいでは、窓ガラスの温度低下を防止できない) 途中で停車できるときには、一度、窓ガラスの雪をかきおとして、それから走り出すなどの工夫が必要です。 ※雪のついた足で車に乗り込むと、一時的に、急激に曇りますが、しばらくすると、雪の積もっていないほうが曇りにくいです。
晴天下では、マイナス5度以下に外気が冷え込んでくると、走行中、急に窓ガラスが曇ってくることがあります。昔ながらの方法としては、ヒーター全開で、運転席の窓を一時的に全開で走ると、曇りが晴れてきますが、現代の車は、エアコンを上手に使ったほうがいいでしょう。
SGに特有の現象ではありませんので、どの車でも起こりうる条件なのですが、フロントウインドウが傾斜していて、面積が大きいために、エアコンの風が行き渡らないのかもしれませんね。乗車人数にもよりますが、室内空間の狭い普通乗用車のほうが、吐息や、乗員の雪の持込で、湿度上昇率が高いので、むしろ、曇りやすいんですが…
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