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こんにちは。平成7年SG(2800DT)に乗っています。
> 平成6年式 PD8W 4M40 走行15万km 5MT車です > 高速走行中に追い越し等でアクセルべた踏みするとウエストゲートが開い > てしまい過給が上がらなくなってしまいました
ご愁傷様です。古いディーゼルターボでは、傾向的に多いトラブルですね。
> ターボはノーマルで後付けコンピューター等も一切取り付けていません
※余談ですが、この車には元々、燃料噴射量を決めているコンピュータはありません。
> ディーラーに見積もりを出したところ、ウエストゲートバルブが駄目でウエストゲート > アクアチューターも動きが渋くなっているとのことでした
恐らく、アクチュエーターの不良と思われます。(画像)
ただ… ウエストゲートバルブは、一年中開放(バイパスする)を繰り返している 部分ですから、これが開放してしまうという考え方は、どういうものかな? 思うに、ウエストゲートアクチュエーターの動きが悪く、過給が上がってしまうために、 リリーフバルブが開放してしまうのでは? と感じるのですが、実際のところ、 ブースト計を取り付けて監視してみないことには、文面だけではわからないですね。
参考までに。 ウエストゲートバルブの作動音は、まず聞こえません。常に作動しています。 リリーフバルブは、緊急時に圧力を逃がすので、作動時にはプシュー~という 大きな音が聞こえます。
> 交換部品はターボのハウジング(ウエストゲートバルブ付き)一式+アクアチューター+ > 小部品 で修理代が10~12万円だそうです
ディーラーでは、アッセンブリー(一式全部)交換となりますね。 理由は、この年式で、これだけの距離を走っていますから、タービン自体もそれなりに 熱で歪んでいるでしょうし、修理後の補償をする上でも、新品ASSYへの交換が 前提なのでしょう。
> 結構高額のため、この辺の修理は自分で出来る物なのでしょうか?
タービンの構造を理解している方なら、アクチュエーター交換くらいならできると思います。 とはいえ、タービンASSY交換となると、構造を理解しているくらいではなく、 それなりに技量を持っていないと、危険ですね。(熱で固着していたりしますね)
> あと、今のところ高速でも巡航するぶんには問題ないので、このまま乗り続けるのもあ > りなのでしょうか?
ウエストゲートアクチュエーターの不良で起こりうるトラブルだというのは、傾向的に 間違いないと思うのですが、動きが渋くなっているとして、どちら側に不良となっているか??
スプリングが弱って、圧力が開放される側の傾向不良であれば、パワーダウンして 失速することはあっても、大事には至らず。
逆に、開放しづらくなり、圧力が上がることで、リリーフが開放するようなトラブルでは、 リリーフ側にトラブルが生じたときに、エンジンブローのリスクがあります。
ディーラーの整備士といえども、ディーゼルターボに構造を理解していない人も多いので、 個人的には疑問が残る点です。
というのは、ディーラーの説明どおり、ウエストゲート開放気味の傾向が強くなって 失速している場合、アクセルを全開にしても、いきなり開放するのではなく、 アクセルを踏んでも過給が弱くて、坂道を登っていくのに苦労します。 (私が今乗っている2号車を購入した当時、このような状態でした)
普段は普通に走ることができるのに、アクセル全開時にだけ、圧力が一気に抜けると すれば、後者のトラブルの可能性大です。
いずれにしても、修理に出さずに、DIY若しくは、様子見で乗り続けるつもりで あれば、尚更、ブースト計で過給の状態を監視する必要があります。 |