デリカD5(D:5) BBS By MORIMORI
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タイトルRe: 駆動系が壊れました
記事No: 30751 [関連記事]
投稿日: 2014/02/02(Sun) 10:04:45
投稿者しま0018

修理が終わったので報告します。
請求額は下記のようになりました。

CVT脱着工賃    126.840円
CVT現物修理    285.600円
CVTフルード交換工賃 12.600円
CVTフルード     8.400円
      計   433.440円(税込み)

高いのか安いのかよく分かりませんが、かなり痛い出費なのは間違いないです。
CVTはエンジンと共に脱着されたためエンジンルームはドンガラ状態となりました。
そのためディーラーのリフトを10日以上も占領する結果となりました。

修理先はジヤトコではなくリペア専門の修理先だったようです。
(そこからさらに下請けに出されたようですが)
壊れた部品を欲しいといったら次のリペアに使うため提供は不可との回答でした。

今回の故障の原因ですが、大きなタイヤを装着するなどで駆動系に負担がかかったことが
考えられます。
フェンダーをよく見たらフロントフェンダーの前側が2ヶ所削れていました。
大きなタイヤを装着したためか、当たるので前もって削ったかは分かりませんが、
前のオーナーが245/70-16よりもかなり巨大なタイヤを装着していた可能性があります。
(フェンダーに当たるより前にショックの皿に当たりそうですが)
そういえば、購入直後のごたごたの最中にハブベアリングのガタを修理した事を
思い出しました。
前のオーナーが駆動系に負担をかけていたのは間違いないでしょう。

今回の駆動系のトラブルは希なケースと思うので詳しく情報提供したいと思います。

<症状>
ディーラーから国道に出てアクセルを踏むも20、30キロ位から加速しない。
何らかの保護モードに入っていると判断し、国道から脇道には行ってエンジンをとめ
再始動しても症状に変化なし。
すぐにディーラーの社員を呼ぶ。
社員はかなりエンジンを吹かしてスタートしディーラーに再入庫。

ディーラーによると静止状態からのスタートが一番きつく、ある程度スピードに
乗ってくると症状が緩和するという。
加速しない状態になっても慌ててアクセルを大きく踏み込まなければ
加速できたのかも知れません。
確認作業を繰り返すうちに次第に症状が悪化し発進が困難になってきたとの事。

ディーラーに入れるまで全く前兆も不具合もありませんでした。
最初のひと踏みですぐに異常を感じたように加速にはシビアですので何か前兆が
あったら気づくと思います。
このことから、静止状態から発進したら、いきなり加速が鈍くなり次第に症状が悪化、
登り坂では発進もできなくなる可能性があります。
加速が鈍くなったらすみやかに停止した方がよいでしょう。

<トルクコンバーター>
今回壊れたのはトルクコンバーター。
これからは素人の説明です。間違っていたら指摘してください。
CVTの中に水飴のように粘度の高いオイルが入った部分があり、ここをトルクコンバーターというそうです。
この中にエンジンからの出力と直結した円盤状のパーツがいくつかあり、同じくCVTの
プーリーと直結した円盤状のパーツがいくつかあります。
これらはクラッチのようには接触することはなく、オイルの中に浮いた状態で
存在しているのだそうです。

エンジンからのトルクで円盤状のパーツが回り出すと粘度の高いオイルも動き出します。
オイルが動き指すとCVTのプーリーと直結した円盤状のパーツも動き出します。
こうしてエンジンのトルクをCVTに伝えているのだそうです。

今回、壊れたのはこの円盤状の部品だそうです。
(だったら壊れた部品をくれたもいいようですが?)
CVT本体も分解して点検したそうですが問題はなかったそうです。

<推察>
ここからは素人の根拠の無い推察です。
2400ガソリン車の発売~初期型の駆動系には弱点があるのかも知れません。
ノーマルでは問題ないが、大きく重いタイヤをつけたり牽引したりして駆動系に
負担がかかるとトラブルが出る可能性があるのかも?

ディーラーに担当者によると牽引が原因と思われる駆動系のトラブルを1件聞いた事が
あるそうです。
D5の発売当初は牽引用のオプションパーツが発売されていたと記憶しています。
その後、オプションパーツの販売が中止され牽引は勧められない、とされました。
これらは、コストカットばかりではなく、駆動系のトラブルが複数報告され
強度、品質に自信がなくなったのも一因ではないか?と推察します。

<教訓>
うえいさんのおっしゃるように「ノーマルが一番」
これまで「リフトアップにメリットなし」との考え方でしたが、遅まきながら
「リフトアップにリスクあり」と改めます。

ついでながら、リフトアップ車で交差点を右折左折するとウィ~ンと音が出ます。
(直進状態でもかすかにうなっています)
これはパワステモーターの音がリフトアップして広がった空間に響いて出る音で
防ぎようが無いのだそうです。
リフトアップにはこんなデメリットもあるのですね。
試乗ではうるさいATタイヤのせいで気づきませんでした。

中古車の購入は信頼できる所から慎重におこなってください。


以上、皆さまのお役にたてば幸いです。



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