タイトル | : 対角線スタック |
投稿日 | : 2008/01/31(Thu) 17:31 |
投稿者 | : kazuhiko |
URL | : http://heartland.geocities.jp/kazuhiko0521/delica/delica.htm |
こんばんは。平成7年SG(2800DT)に乗っています。
> 先日、坂道の途中にある駐車場の横を低速走行中に駐車場側へ寄り過ぎて
> 左前輪が脱輪し、ロアアームが接地した状態になりました。(2Hで走行)
> 右後輪は、3センチくらい地面との隙間が有り、3輪接地の亀の子状態。
三輪接地ではなく、対角線スタックですので、脱出は不可能です。
左前輪が脱輪して、ロアアームと路面が干渉しているのであれば、左前輪は完全には接地して
おらず、よってトラクションは掛からず。ロアアーム干渉も抵抗になり、脱出の障害に。
スタックした左前輪と、対角線方向にある右後輪が浮いているのであれば、完全に不動となります。
仮に、センターデフロックに入ったとしても、前後輪ともにトラクションが得られないので、
脱出は不可能でしょう。
リアがLSD付の車両なら、動いたかも?
でも、フロントのロアアーム干渉が、命取りですね。脱輪というより、落輪というべきか。
> すかさず、4HLcに入れ、そろそろとアクセルを踏みましたが、センタデフ
> ロックランプは点灯しているのに、一向に前へ進みません。
2Hから、4WDに切り替える、すなわちフロントの駆動系に動力を伝えるためには、前輪の
フリーホイール機構が接続されなければなりません。
フロントデフに内蔵されたフリーホイールクラッチがつながり、動力の伝達が可能となるためには、
タイヤがおよそ1周しなければならないので、まったく前後に動けない状態から、4WDに
入れることはできません。
恐らく、トランスファーを切り替えて、フロントのプロペラシャフトがまわっていても、
ドライブシャフトまで動力が伝達されていないのでは?
センターデフロックに入らないのではなく、単純に、4WDにならなかったのでしょう。
いずれにしても、こういうシュチュエーションでは、無力化しますので、お気をつけて。