DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルRe: やはりグローでしょうか?
投稿日: 2007/12/19(Wed) 04:52
投稿者: kazuhiko
URLhttp://heartland.geocities.jp/kazuhiko0521/delica/delica.htm

おはようございます。平成7年SG(2800DT)を所有しています。

> SG型の初期型カーゴにのってますが、
> ここ最近皆様がかかれてるように寒い朝にまともにエンジンがかからなくなって
> きてます。日中は問題ないです。
> 現在走行は15万5千キロ。4D56エンジン。
> ポンプは2年前交換済みです。
> 2.5Lですがおそらく症状同じなんでプラグですかね?

4D56と、4M40では、似たような構造のエンジンですが、燃料噴射ポンプの傾向不良に関しては、
かなり顕著な違いが見られます。

4D56で比較的起こる経年劣化による不具合は、ごく一般的な老化現象で、冬季の燃料漏れ。
ディーゼルエンジンが冬になるとお漏らしをするのは、とてもメジャーなトラブルです。
軽油が漏れて、アスファルト路面を溶かしますが、全国何処でも当たり前に発見できます。
特に、エンジンの始動不具合とは関係ありません。

4M40で特異な不具合は、燃料噴射ポンプのエアー噛みによる、燃料が安定供給されずに、
エンストしたり、ゴムシールが温まるとその症状が沈静化するため、一度順調に走り出してしまうと、
再発しないことが多く、朝一番の始動時だけ特にぐずるという、かなり癖のある不具合。
エンジンの始動不具合というよりは、エンジンが始動直後に止まってしまう傾向が強いです。

低温時の始動不具合については、グロープラグを疑うのが、一般的ですね。

> あと以前にヨンマルにのってたときはグローランプあったんですが
> 自分のPD5Vにはランプがないのですがグロー動作いらないのでしょうか?

カーゴに搭載された4D56は、SGの2WD車に搭載された4D56と違い、インタークーラーは
装備されていないので、先代のSW(スターワゴン)と同様の使用かな? と思います。

4D56については、採用した時期について詳しくはわかりませんが、先代のSWでは、
スーパークイックグローを採用していたため、メーター内にグロー(予熱)表示灯が点灯しない
車両もあります。通常のグローよりも、非常に短時間で予熱が完了するというもので、
通電時間が短いために、いきなりセルをクランキングしても、セルを回しているうちに予熱が
完了してしまい、ちょっと掛が悪いなという程度で、始動できてしまいます。

しかし、このシステムを採用している場合も、グロープラグや、グローリレーが作動している
ことには変わりはなく、耳を澄ませて、キーON後のエンジンルームからの音に気をつけると、
グローリレーが切り替わる音が聞こえるはずです。

試しに、いきなりクランキングするのではなく、キーをイグニッションの位置に回した後、
数秒後にセルを回してみてください。多くの場合は、これだけの操作で、始動性が改善されるはずです。

これで変化がなければ、グロープラグが逝ってしまった可能性もあります。
他には、グローリレーや、グローの配線、グローコントロールユニットの不良(修理代が高い)
など、グローに関する電気系統の不具合の可能性もあります。


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