タイトル | : Re: 4HLCについて |
投稿日 | : 2007/10/18(Thu) 12:40 |
投稿者 | : 天狗党@茨城 |
H15年式DTシャモニーに乗っています。
> 低速ギヤというのは、4LLcのことでした。
> ハンドルを切りながらのバック走行はしない方が良いんですね。
他の方も書かれていますが、舗装道路に限らず、タイヤがスリップしない路面では、フル
タイム四駆(4H)以外は使用厳禁です。
直進状態なら弊害も少ないですが、直結四駆(4HLcや4LLc)でハンドル切って走行する
と、マニュアル車なら半クラッチ多用によるクラッチ焼損や、ドライブシャフトが折れたり
のトラブル、AT車ならATフルード過熱やドライブシャフトが折れたりのトラブルに繋がりま
す。
一昔前はフルタイム四駆なんて無かったので、直結四駆の仕組みを知らない方が、まれに
上記のトラブルを起こしていました。
私も、過去にクラッチを焼損した友人のハイラックサーフを、修理工場まで牽引した事が
有ります。
直結四駆は、前後のタイヤが同じ回転数で回ろうとします。
ハンドル切って転回中は、前輪後輪と、内輪外輪に回転差が発生します。
雪道や砂浜などのタイヤがスリップし易い路面では、この回転差をタイヤがスリップする
事で逃がしています。
グリップが良い路面ではこの回転差を逃がす事が出来ないので、ブレーキが掛かった様に
感じる訳です(ブレーキングロック現象って言ったと思う)。
この時、無理に車を動かそうとアクセルを吹かすと、タイヤが空転してくれれば良いです
が、タイヤが空転しないと、ドライブシャフトに無理が掛かって「ボキッ!」と折れる事も
有ります。
フルタイム四駆は、この回転差をセンターデフで調整しています。
フルタイム四駆は、路面状態を選ばず何時でも四駆で走行出来るので素晴らしいシステム
ですが、一輪でも側溝などに脱輪すると、その脱輪したタイヤだけが空しく空転して、四駆
でありながら残りの三輪は全く回らず、脱出不能に陥る事が有ります。
SGなどのスーパーセレクト4WDシステムは、フルタイムも直結もどちらの四駆システムも
使えるので、とても素晴らしい車なのです。
但し、私も含めて殆どのオーナーの方は、2Hと4Hしか使う機会が無いのが事実かも知れま
せんね。宝の持ち腐れですね(笑)。