タイトル	： 私の場合です
投稿日	： 2007/09/13(Thu) 21:00
投稿者	： Ryui@千葉(PD4W)

こんばんは

　中古車を購入するときは、皆さんおっしゃられているように、何よりも
　現状把握ですね。加えて経年車ならではの状態を確認します。
　事前にこのＢＢＳに度々出てくる、ＳＧの「傾向不良」などを確認しておくと
　いいですね。

　そのうえでまず、書類を見せてもらいましょう。車検証で車の前歴が解り
　ます。正しく記入された整備手帳が残っている場合は、補修歴のチェイスが
　できますから、ポイントが高いと思います。

　まず、停車状態で車の確認をします。
　ガラスのキズや各種保安燈の点灯、ドアや窓など可動部の開閉動作タイヤの
　溝の残り具合などです。フロントガラスのキズは状況によっては車検が通り
　ませんからよく見ましょう。また惨いタイヤの片減りがある場合は足回りに
　ダメージがある可能性があります。残溝がない場合を含めて、補修交換を
　要求できます。
　ＳＧの傾向不良としてはリアドアダンパーのへたりやサードウィンドウの
　ヒンジはがれなどがあります。

　次に下回りを覗いてみましょう。アンダーガード他下回りにアタリが多く
　見られる場合は、前オーナーが河原などで結構乗り回していることが予想
　されます。その場合錆も出やすいですね。またダメージは少ないのに錆が
　多く見られる場合は海岸などを走り回ったり積雪路に融雪剤をまく地方を
　多く乗っていることがあります。この場合は腐食が要注意です。
　排気管周りは消耗品ですから、パイプやタイコ前後の接続部の腐食をよく
　チェックしましょう。また、アクスルシャフトのブーツは良く切れています。
　破損があれば交換してもらうことです。

　次の事故歴を確認します。補修が入っている場合は溶接などの跡が残ります。
　下回りを見たり、リアドアを開けてカーペットを剥いでみたりすると、不自然な
　補修跡があるかもしれません。
　また、エンジンルームを見ると、外装色とエンジンルーム内の色が違うことが
　あります。これは全塗装をしているということで、大きな事故があった可能性が
　あります。（もちろん自分の好みに塗り替えていることもあります）
　エンジン類だと、ベルトの減りやテンション、バッテリーの状態、ラジエター液
　の状態などを確認します。減りなどがある場合は交換してもらいます。

　そのあとエンジンをかけて、エンジン音や排気音を確認します。またラジオを
　つけて放送局のない周波数に合わせてみます。その際に強い「ヒューン」音や
　ノイズがある場合には、オルタネータのＩＣレギュレータが弱っているかブラシ
　の摩耗が予想できます。（ヒューン音が全くないことはありません。他の車と
　比較してみるといいです。またＤ車は電装点火系が無いので、Ｇ車よりノイズは
　少ないです）

　ついでに車内チェックをしましょう。シート、カーテン等、ワイパーの動作や
　メーター類の内部照明の確認です。静止状態でハンドルを左右に振ってみて、
　遊びも確認できます。エアコンの動作も忘れないことです。
　灰皿を見ると、前オーナーの喫煙歴が解ることが多いです。

　私はこのあと、エンジンをかけた状態でホースの水を屋根からぶっかけます（笑）
　これで水漏れなどが解ります。でも、ふつうのお店はさせてくれないでしょうね。

　最後に試乗です。エンジンの吹け上がり、エンジンブレーキ、直進性、転回時
　や縁石乗り上げ時の感触、ブレーキのきき具合、パーキングブレーキのしまり
　具合などです。走ってみるにしてもキックダウンさせての急加速や坂道発進も
　試してみてください。あと各所からの異音チェックです。
　雨天時がいろいろ出てきておもしろいですよ。

　あと「納車状態でディーラー車検が通る」状態であることを確約してもらいま
　しょう。私の場合、納車後速やかにディーラーに持ち込んで全点検してもら
　います。その際に発生した補修費用は全て販売店持ち。と約束してもらうこと
　が多いです。
　また、消耗部品は全て交換納車としてもらうといいでしょう。例えばワイパー
　ブレード、エンジンオイル、オイルフィルター、エアフィルターなどです。
　ＡＴＦは状況によって納車後自費で交換します。

　簡単に言うと、こんなところでしょうか。
　他あれば加筆してあげてください。
　
　参考になるでしょうか・・・