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こんばんは。平成7年SG(2800DT)に乗っています。
SS4の切替がうまくいかないというトラブルは、既出のツリーでも幾つか原因がコメント されていますが、今回の水没後、幾つかの点検を行いましたので、参考になればと。
SS4の切替は、トランスファー本体での切替と、フロントデフに内蔵されているフリー ホイール機構が連動して、メーターへ表示されています。
トランスファー側 ・ギアオイルの劣化や水分の混入で、シンクロが悪くなっている → ギアオイル交換 ・トランスファーレバー切替のタイミング。基本は4輪とも同回転、或いは停止状態であること。 よって、コーナー旋回中など、前後・左右のタイヤに回転差が生じていると切り替わらないことがある。
フロントデフ(フリーホイール機構) 機械的な不良 ・アクチュエーターの負圧を制御しているソレノイドバルブ(或いはスイッチ) ・アクチュエーター自体の動きが渋くなって固着気味 電気的な不良 ・フリーホイールクラッチスイッチ ・その他、電気信号を伝えている各スイッチやコネクタの接触不良
画像は、フリーホイールクラッチのスイッチで、以前、これが熱で断線したことがあります。 (全後輪の回転差が大きくなった状態で負荷を掛け続けると、発熱して、最悪は車両火災に至ります) ※画像のものは、2台目のFデフから外して持っている、予備パーツ。
今回の水没デリカの不具合では、最終的に、一番下に記した電気的な不良が原因でした。 トランスファー・デフにつながっているすべての配線コネクタを切り離して、洗浄・グリースアップ したのち、気持ちよく切り替わるように改善しました。
年式的に、電気的な接触不良で、信号の切替がスムーズに行かなくなっているのかもしれませんね。 |