DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルRe: 2インチUP
投稿日: 2007/04/22(Sun) 16:04
投稿者: kazuhiko
URLhttp://heartland.geocities.jp/kazuhiko0521/delica/delica.htm

こんにちは。平成7年SGに乗っています。

> 自分は最低限でノーマル同等ぐらいで乗れればよいかなと!

だったら、ノーマル車高で乗るのが一番です!
車高を上げれば、重心位置も上がり、不安定になります。そして、車のバランスも崩れますから、
各部の強度が不足して、最悪、車体が壊れ始めます。

改造車は、所詮改造車です。

ノーマルよりも乗り心地が悪化したり、コーナーで不安定にある、或いは不具合が出てくるから、
それを補正して、ネガティブな面を少なくしていくために、各社工夫していると思います。

むやみに予算をケチって、見た目だけ上げてしまうと、後悔する事になるかもしれませんよ。

> お勧めのキットや2インチUPのポイントを教えてもらえたらさいわいです。

各社、それなりに考えてキットを発売していると思いますが、思い当たる点、ほんの一部ですが…

・ショックアブソーバー … 車高を上げたのに、足の長さが同じではおかしい。基本的には、上げた分だけ
長いものに交換するべき。アダプターという方法もあるけれど、基本的にショックは消耗品。

・フロントトーションバースプリング … ノーマルを絞ってあげると、かなり難あり。2インチまで上がる保証はない。
社外の強化トーションバーに交換してあげるのが一般的。
しかし、トーションバーを絞って上げた分だけ、アンカーアームガイドには無理が掛かり、
最悪、破断してしまう。強化品のアンカーアームガイドに交換すべき。


・リアコイル … 社外のUPコイルに交換、若しくはスペーサーやソーサーを入れて嵩上げする。
ノーマルと同じ巻き数で車高が上がるということは、バネレートが硬い証拠。その分、乗り心地は
硬くなる。
社外コイルでは、ノーマルに比べて強度不足のものもあり、使っているうちにスプリングが弱って、
車高が下がってくるものもあるようです。乗り心地が悪くて、寿命が短いものもあるようですからご注意。
乗り心地とスプリングの耐久性から、スペーサーを入れて嵩上げすることもあります。
ソーサーというのも、形状の違いはあるものの、基本的には似たような性格の部品。

ラテラルロッド … ノーマルのままだと、後輪の左右の位置がずれてしまう。ターンバックルなどで
長さを可変できる調整式ラテラルロッドへの交換が望ましい。

バンプストッパー … フロントアッパーアームが下がったとき、下がり過ぎないように支えている
ゴム部品。
ノーマルのままだと、足が一杯に伸びたときに当たってしまい、足が伸びない、若しくは、
バンプストッパーへの衝撃が強すぎて、フレーム取り付け部分から破断する。
薄型への交換が一般的だが、ノーマルを切断することも可。
但し、対策しても、オフ走行を繰り返した場合、フロント足回りの破断の可能性は残る。

ステアリングストッパーボルト … ノーマルのまま、トーション絞りで2インチ上げた車両を運転して、
ステアリングを一杯に切った際に、ブレーキ系統に干渉する恐れがある。
フルステアリング時のブレーキが抜けてまったく制御不能に陥ることもあり、命の危険あり。
対策品に交換、若しくは溶接して自作など。

ホイールアライメントの狂い … 車高を上げれば、必ずアライメントは狂うので、調整が必要。
調整しないで乗り続けると、タイヤの偏摩耗などの弊害がある。

などなど、他にもまだまだあります。

あせらず、じっくりと情報を集めて。


- 関連一覧ツリー (◆ をクリックするとツリー全体を一括表示します)