DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルRe: 燃費
投稿日: 2006/11/18(Sat) 22:31
投稿者: kazuhiko

こんばんは。平成7年SG(2800DT)に乗っています。

> 寒冷地仕様の軽油があるのですか!  初めて知りました。
> 新潟県に住んでおりますので、寒冷地に属するのかも知れませんね。
> ガソリンスタンドに行ったら聞いてみます。

そうですね、恐らく寒冷地軽油に切り替わっているのでしょう。
日本で使われている軽油は、ガソリンと違って含有水分が多いのですが、自動車燃料用の
1種には、特1号・1号・2号・3号・特3号と、5種類の軽油が存在しており、使用される
地域の最低気温や、夏場の最高気温などに応じて、使い分けられています。
(軽油の実情は国によってはもっと異なってきます)

冬季、私の住む静岡県で給油して、新潟県にスキーへ行き、そのまま翌朝を迎えたとしたら、
恐らく、燃料が凍結して、エンジンが掛からなくなるでしょう。
寒冷地に住む人は、意識していなくても、現地のスタンドで寒冷地軽油に切り替わっていますから、
知らなくても困ることはありませんが、温暖な地域に住んでいて、時々寒冷地へ出掛ける人は、
知らないと、とんでもない目に遭うかもしれませんね。

寒冷地軽油の傾向としては、灯油と同じ成分を最大で半分程度混合しているので、着火性を
示すセタン価が低くなる傾向にあります。セタン価が低いと、同じ出力を出すのに、アクセルを
踏み込む量が増えてしまうかもしれません。
また、寒い地域では、暖機運転の関係で、夏よりも燃料は消費しますね。
寒冷時の始動性をよくするために、燃料噴射ポンプには低温進角装置がありますが、寒い時期は、
進角装置が作動している(燃料噴射を多くしている)時間が長くなります。
エンジン始動後、およそ3分、或いは水温計が動き出すまでの間は、アフターグローがきいていますが、
この間には、AT車の場合、4速ロックアップに入らずに、いつまでもエンジンがうなっているので、
夏場よりも、燃料消費が多くなることもあります。

燃費については、様々な要素が絡み合って変化してきますので、運転する人の個人差や、
車両の個体差、地域の事情などにより、原因を特定することが困難なので、ご本人は気になる
かも知れませんが、的確なレスをつけにくいというのが本音ではあります。


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