|
こんばんは。kazuhikoです。 > > ラジエターのアッパータンクの樹脂部分がと他にも記事がでてくるのですが、 > > その場所がよくわかりません。
ラジエター本体(コア)はアルミ製ですが、その上部の樹脂でできた黒い部分が、 アッパータンクです。
ラジエターASSYのうち、金属部分のフィンのついている部分が、コア、その上下に ある、樹脂部分が、アッパータンクと、ロアタンクで、エンジンの冷却系統は、家庭の 風呂釜と同じように、 熱せられた水は上のほうへ行こうとするので、下から吸い込んで、熱くなって上から出て くる(戻る)ようにできています。
ロアータンクから、ウオーターポンプで吸い出され、エンジンへ入ります。 エンジンで熱くなった冷却水が、勢いよくアッパータンクへ戻ってくるのですが、 アッパータンクからラジエター本体へ入る部分が、細く沢山の水路に分かれているので、 この部分が錆などにより詰まりやすく、樹脂製で、しかも熱の影響を受けるため、 破損しやすいのです。
> > コンデンスタンクがリターンホースでラジエター本体につながっていますよね。
その黒い樹脂製の部分です。
ラジエターアッパータンクからLLCが漏れてくるトラブルは、非常にメジャーな トラブルなのですが、樹脂タンクの強度不足ではなく、その多くが、錆が原因。 定期的なLLC交換を怠ると、防錆剤の効果がなくなり、錆が発生します。一度、錆が 発生してしまうと、その後、こまめにメンテナンスしても、もう、あとの祭り。
錆が原因で破損する他には、過負荷や経年劣化で割れが発生しクーラントが漏れます。 アフターパーツで市販されている、ハイプレッシャータイプのラジエターキャップ。 オーバーヒートに強いことをうたっていますが、ラジエターの強度も考えてね… 強度が劣化している古い車両では、純正以外のアフターパーツとの相性が悪いことも。
ラジエター本体(コア)は、複雑な経路のため、この部分が壊れてしまうと、非常に 高額の出費となりますが、樹脂タンク部分だけを交換するのであれば、比較的安価で すみます。 ラジエターASSYを車体からおろして、ラジエター屋さんに外注するケースが多い ですね。DIY交換の事例は、あまり聞かないです。 費用的には工賃込みで2~3万前後かな。
但し、錆が原因でアッパータンクが破損したラジエター、果たして、いつまで持つで しょうか? アッパータンクが破損するほど、冷却水の経路が詰まっている場合、その後が怖いです。
ラジエターASSYを程度のよい中古品に交換すると、部品代だけで3~4万くらい。
壊れる前に、予防整備でラジエターを取り外して交換するというのは、聞かないですね。 壊れてしまってから、修理する人が大部分ですが、そうなったら、修理する前に、 修理方法(新品ASSY/中古ASSY/樹脂タンクだけ新品)を、修理屋さんと、 よく相談したほうがいいでしょう。(錆がひどいと再利用できない場合も) |