タイトル | : Re: オーバーヒートが心配です |
投稿日 | : 2006/10/14(Sat) 16:18 |
投稿者 | : kazuhiko |
こんばんは。平成7年SG(2800DT)に乗っています。
> デリカスペースギアPD8W前期ディーゼルに乗っているtoyoです。10年
> 目でキロ数も14万キロになりますが、先週ショックをビルシュタイン
> に替えました。まだまだ、長く乗りたいのですが、以前ラジエーターか
> らの冷却水漏れでハイラックスサーフをだめにした経験があります。そ
> こで、早めにラジエタータンクやホース類を交換しようと考えています
> 。そこで、皆さんからアドバイスをもらいたいと思っています。
> ①ラジエタータンクについて、デリカの場合に、あまり不具合を聞きま せんのでタンクは交換は無理にやらなくてもよいでしょうか。また、も し交換するのであれば、交換は簡単にできますか。
> ②ホース類の交換を考えています。しかし、以前クーラントとサーモス タットを自分で交換した時に、エアー抜きをかなりしたつもりですが、 アクセルを踏むとガラガラ音がして、ディラーで見てもらったら、エア ーが完全に抜けてないので一時的にオーバーヒートしているといわれま した。素人がクーラントの交換はしないようにとも言われてむっとした 経験があります。エアー抜きの要領と時間も知りたいのですが。(昨年、 同時に、噴射ポンプを無償で直してもらった時のはなしです。) ③サーモスタットキヤップの腐食やヒーターホースからによるクーラン トもれに注意をするようにと、P&Dの雑誌に載っていましたが、これも 一気に交換したほうがよいですか。また、冷却水まわりで早めの交換を したほうがよい場所があったら教えてください。(コンデンスタンクと リターンホース、エア抜きバルブをすでに交換しました。)
> よろしくお願いします。
冷却系は、最近はディーラーの車検でも、ノータッチで、壊れるまで放置されることが多いです。
SGに限らず、10年超の古い車では、冷却系のトラブルを起こすケースが多いですよね。
そこで、予防整備とお考えでしょうけれど、コンデンスタンク・アッパー・ロアホース、
サーモスタットの交換などが、定番のメンテでしょうか? 10年経ったらすべて交換が原則です。
(LLCを定期交換していても、経年変化で劣化してきます)
ラジエター本体については、LLCの交換履歴により、程度は様々でしょうね。
日本人の場合、10年間乗りっぱなしの場合もありますから、そういう車では、10年をまたずに
ラジエターに錆が増殖して、ひどい状態に陥っています。こうなると、いくらメンテしても駄目ですね。
しかし、定期的にLLCを交換されている場合、10年くらいでは問題のないケースもありますから、
あまり心配は要らないでしょう。
ラジエター本体がいってしまうケースよりも、ラジエターアッパータンクの樹脂部分に亀裂が入る
ケースが多いようですが、おおむね、そのような車両だと、本体も錆だらけのケースが多いです。
SGの場合ですが、最初に壊れるのは、恐らくアッパータンクよりも、コンデンスタンクでしょう。
樹脂製タンクで、劣化も早く、傾向不良を指摘する声も多いのですが、このコンデンスタンクのおかげで、
ラジエター本体まで圧力が上昇する前に、コンデンスタンクが逝ってくれますから、被害を
最小限に抑える工夫かなとも解釈できます。
この、コンデンスタンク、エアー抜きにはよくできておりまして、他の車種に比べると、非常に
エアー抜きが容易です。
冷却系のDIYで、2点ほど、画像BBSに投稿しております。参考にしてください。
LLC全量交換
https://com.sgd4.com/pbbs/joyfulyy.cgi?getno=935;copnum=all#getno935
コンデンスタンク交換
https://com.sgd4.com/pbbs/joyfulyy.cgi?getno=393;copnum=all#getno393