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こんばんは。平成7年SGに乗っています。
> ディーラー車検時にもブレーキの調子が悪いかなと思い見てもらったところ > まだパットが半分残っているから大丈夫ですって言われたんですけど、 > 後日もう一回別な整備士に見てもらったところこれは交換しないとまずいって > 言われました・・何なんですかね?
ブレーキパッドの減り具合については、考え方が幾つかあります。
新品のパッドは、摩擦材が10ミリほどあります。 使用の限度は、整備書によれば、残量2ミリに達した時点で交換ということになっています。
図に示しましたが、パッドは、均等に減ってはくれない傾向にあり、一番減りやすい部分に、 純正パッドでは、残量が2ミリに達したことを知らせるインジケーターが組み込まれています。
パッドを点検した際に、ぱっと見、残量がまだ半分くらいあるように見えても、偏摩耗の度合い がひどいと、部分的には、残量が少なくなっていることもあるのです。 点検窓から点検しただけでは、一番減っている部分は確認できませんが、パッドを分解してみると、 予想外に減っていることもあります。
私自身は、パッドをローテーションして、均等に減るようにして、残量1ミリ近くまで使い切って しまいますが、こういう使い方は一般的ではないですよね。
整備工場のメカニックに聞いたことがあります。 車検時には、残量が半分以上減っていたら、交換してしまうとのことです。 ブレーキの点検を怠らないユーザーに対しては、残量2ミリまで交換しなくてもいいかもしれ ないけれど、メカに無頓着なユーザーの場合、車検通したら、2年間大丈夫だと勘違いする人も いるので、半分減っていたら、交換しておかないと、あとでまずいことになるからということらしい。
ブレーキパッドは、残量ゼロになるまで使えるわけではないですから、タイヤと同様に、2~ 3分まで減ったら、おしまいです。 半分まで減っていれば、うまく使っても、残りは1/3くらいしか寿命がないということを 意味しています。 そして、偏摩耗があれば、半分くらいであっても、残りの寿命はわずかでしょう。
タイヤと違い、ブレーキパッドは、残量を点検しないユーザーも多いですし、分解整備すると、 工賃もかかりますから、点検したついでに交換してしまったほうが、得策かもしれませんよ。
パッドも使用期間は、パッドの銘柄や、ブレーキの踏み方によっても異なります。 3年くらいで交換する人もいれば、毎年交換する人もいますから、あと何ミリあれば、何ヶ月 乗れるという予測はできないのです。
半分あるから、まだ交換しなくてもいいよと言うメカニックは、無駄な出費をさせたくないという親切心。 半分しか残っていないから、ついでに交換しておいたほうが安心だよという整備士も、親切心から出ています。 どちらも、それなりに親切な対応だと思いますよ。 |