DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルRe: アドバイスがあればお願いします。
投稿日: 2006/06/07(Wed) 11:48
投稿者: kazuhiko
URLhttp://heartland.geocities.jp/kazuhiko0521/

こんにちは。平成7年SG(2800DT・14万キロ)に乗っています。

> 6月で今乗ってる車が車検なので思い切って憧れのスペースギアを中古で買っちゃいました!(平成8・3000CC・ガソリン・86千Km・クロⅡ・スーパーエクシードロング)本当に嬉しいです。
> ただ・・・あまり車に対しての知識が無く、スペギの外観に一目惚れして購入した状態です。家族でキャンプや海にとこれから活躍してもらいたいのですが・・・10年前の車で、しかもガソリン車と言うこともあり、これから15万Km、20万Kmと長く付き合えるのかが心配です・・・やっぱりディーゼル車の方が距離乗れるんでしょうか?もちろんコマ目なメンテは必要だと思ってますが、どのへんに気をつけりば長く乗れるのか、ここに集まる皆さんなら良いアドバイスをしてくれると思い参加しました。(無知って怖いですね・・・)
> スペギ購入をきっかけに皆さんの仲間入りが出来たら嬉しいです。

ようこそ、泥沼の世界へ… というのは冗談ですが、古い車ということで、覚悟は必要ですね。

最初にお断りしておきますが、中古車の程度は、非常に個体差が大きいので、私の書いている
ことが当てはまらないこともあるかと思います。ご了承願います。

まず、ガソリン車 VS ディーゼル車 ですが、耐久性は、乗り方次第、メンテ次第…
ディーゼルに乗っている私が言うのもなんですが、ディーゼル車は、非常に手がかかります。
確かに、大型トラックに積まれているのはディーゼルエンジンですし、それなりの耐久性を考慮
して作られていますが、小型ディーゼルに、耐久性という概念はありません。
特に、ターボチャージャー搭載の高回転型ディーゼルを、スペック通りに高回転で使ったら、
間違いなく壊れます! ディーゼルでの3000回転超の長時間の運転は自爆を意味します。

ということで、別に、ガソリン車でも、選択に間違いはないと思いますよ。

古い車という点と、デリカだからという点で、気をつける点が2点ほどあります。

(1)10年10万キロ

三菱に限らず、国産メーカーは、10年10万キロをひとつの節目に考えて作っていますので、
日本国内で、日本人が使って、20万キロ、30万キロという実例はごく少数派です。
(輸出車と、国内向けの車では、同一車種でも、鉄板も違うし、部品も、メンテの仕方も違います)
早い部品は、10年10万キロで交換時気がきますので、徹底的に投資しないと、その先は
補償できません。

ガソリン車であれば、10万キロの時点でタイミングベルト交換ですから、プラグその他、
エンジン周りはすべてリフレッシュしておいた方がいいでしょうね。

それと、都市部の渋滞の多い地域での5万キロは、地方での10万キロにも匹敵するほど、
エンジンは長時間まわっているということを考慮する必要があります。同じ走行距離なら、
地方で使われた車では考えられないほど、長時間エンジンの熱の影響を受けています。

前のオーナーが、どこで使っていたかが問題ですね。
私のSGは、前オーナーが東京の多摩地区で4万キロ使っていたものですが、ATは、見事に
おかしくなっていました。(これも熱の影響かもしれません)

それと、ゴム関係は、走行距離に関係なく、10年で交換時期と考えた方がいいです。


(2)デリカゆえの問題

決して、三菱だからとか、リコール隠しとは関係ない話ですが、デリカのような重量級の乗用車で、
しかも、ある程度の不整地を走行できる車では、オフロードでの使用がどの程度あったのか?

走行距離を単純に見てはいけません。車の重量が2トンもあるので、普通乗用車の1.5倍ほど、
重量による足回りへのダメージが大きいと考えます。それなりの部品を使ってはいますが、
足回りは、消耗部品と割り切ること。耐久性のある部品を交換するとなると、安くはありません。

オフロードを走った場合、見えない部分(足回りのブッシュなど)に、相当ダメージを受けます。
気軽にオフロードを走れてしまう車ですが、普通車で同じことをやったら、確実に壊れます。
そのくらい、予想を上回るダメージを受けている可能性があるということを、承知しておいた
方がいいでしょうね。

雪道、海岸(砂浜)を走行すると、塩害を受けますが、メンテの悪い車では、ブレーキ固着…
クロカン4WDでは、色々と、危険要素は一杯です。


少し脅かしてしまったかもしれませんが、最初に覚悟を決めておくと、後での驚きは少ないかも?
※オンロードユースオンリーで使われ車では、それほど恐ろしいことはないでしょう…


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