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> 初期型(平成6年、7年式の一部)で品番が違うのは知っていましたし、 > 複数の品番が存在することは知っていたのですが、 > 個体差というか、微妙な差異があるにせよ、おおよそ取り付け可能と思っていました。
車両の整備をしていると、同じ部品のはずが?? 微妙に合わないとか、車両の個体差に遭遇することがあります。
連休中、久しぶりにスペースギアを触りましたが、 入手して10年以上も使うことがなかった調整用シムが役に立った場面がありました。
ドライブシャフトのガタつきというか、横方向への遊びがある為に、 高速走行時にハンドルがブレるという事象。 当初は、タイヤのホイールバランスを疑いましたが、バランスを取り直しても相変わらず。 足回り、タイロッドのがたつきなども疑ったり… ディーラーへ入庫させて色々と検証してみたものの、決定打のなかった車両でした。
別件で、ハブベアリングの締め付けトルクを再点検し、グリスUPして復旧しようとしたら、 左側ドライブシャフトに遊びが多いのが気になり。 シムを少し厚い物に変え0.3mm程補正した状態で、高速道路を試走。
ディーラーで点検しても完治しなかった症状が、ほぼ問題ないレベルまで治りました。
私自身の経験上、遊びが少なくて組みつけに苦労する車両が多かったので、 遊びが大きくて、厚めのシムを挿入する事例は初めてでした。
今回作業した車両は、最終型に近い平成17年式のPD6Wでした。 |