DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルRe:エンジン暖気後の始動不良
投稿日: 2018/12/17(Mon) 21:52
投稿者: kazuhiko

> 同じ症状を経験した方が、いらっしゃいました。

呼ばれたような気がしたので…
元スペースギア乗りです。

私が乗っていたPD8Wで、類似の症状を経験しました。
冷えているときはエンジン掛かります。
エンジンが温まっている状態で停止し、数分以内に再始動すると、ぐずります。
その後は、エンジンが冷えるまで停止した後、翌朝などは問題なく始動できる。

写真撮影が趣味なので、林道を登って、エンジンが熱くなっている状態で、
車を止めて、エンジン停止。
写真を撮り終わり、車に戻って再始動…
ある程度時間がたっているときは問題ないのですが、
走り出して、すぐにまた車を止めて… こんな繰り返しだと、かなり調子悪かったですね。

応急処置というか、対症療法。
燃料フィルター上の、手動ポンプ(プライミングポンプ)を押してエアー抜きをします。
そうすることで、容易に再始動できました。
どうしてもエンジンが掛からないときの非常手段として。覚えておくとよいかな。
参考資料です
http://heartland.geocities.jp/kazuhiko0521/delica/DIY/fuel/fuel-filter.htm
燃料フィルターの交換手順ですが、この中に、エアー抜きの方法が載っていますので、
参考までに。

尚、再始動不調の症状として、エアー噛み(フューエルベーパーロック)が考えられるのですが、
何故?エアーを噛むのかは?? 謎です。

私の場合、燃料フィルターを交換しても、症状が軽くなることはありませんでした。
なので、燃料フィルターのパッキン部分からエアーを噛んでいるとは考えにくく。
でも、エアー抜きを施工すると、手ごたえは軽くなっていて、
硬くなるまで数回押し続けると、エンジンは問題なく始動できます。
かなり手抜きな方法を紹介すると、エアー抜きプラグを緩めずに、
ただ押し込むだけでも、やるとやらないとでは違います。

昔、キャブレター車の時代には、夏場にエンジンが熱い状態で停止すると、
燃料ラインにエアー(気泡)が発生して、エンジンが冷えるまでの間の始動が困難になるというのが、
ありました。フューエルベーパーロックと言います。
これは、故障だ!と大騒ぎすることなく、エンジンが冷えるまで、時間を潰して戻ってくると、問題なく再始動できたという訳で。
私も子供の頃、親の車が車検だった時の代車で、出かけた先でエンジン掛からなくて、
親父と一緒に歩き、バスで帰宅した覚えがあって。
翌日、親父がベーパーロックについて話してくれました。
もう少し冷静になって、しばらく遊んでから帰ればよかったんだ、と。
中学生にそんな、メカの話をする親父でしたが。

ディーゼル車で(インジェクションなので)、フューエルベーパーロックが起きるものなのか?
甚だ疑問ではあるのですが、燃料ラインに気泡が発生して、始動性を悪くしている可能性はあります。
ただ、正常な噴射時期のエンジンなら、多少エアーを噛んでいたとしても、
あっさりと掛かってしまうはず。
古くなると、燃料の噴射時期は少しずつ狂ってきます。

例えば、タイミングチェーン。
タイミングベルトと違い、10万キロ交換しなくても大丈夫!
そんな売り文句でしたが、やはり伸びてきます。
私の経験では、20万キロくらいで限界を迎えました。(車両によって差があります)
燃料噴射ポンプ(インジェクションポンプ)を交換して、エンジン始動困難に陥り、
その後、タイミングチェーン、クランクシャフトプーリーを同時交換したら、
嘘のように絶好調。新車時の馬力が蘇ったという顛末。

エンジン始動不調の原因ですが、さすがに怪しいところが多すぎて、
予算の都合もあるかと思いますので、あれもこれも手が出ないとは思いますが、
とりあえず、燃料ラインのエアー抜きを試してみてください。
これで症状に変化があるとすれば、具体的に悪い部分を探っていけると思います。


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