DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルRe: サルファーフリーについて
投稿日: 2015/07/30(Thu) 05:42
投稿者: kazuhiko

軽油の低硫黄化を段階的に進める時代に遭遇した為に、
スペースギアの燃料噴射ポンプのエアー噛みによるエンスト問題が起こりました。
シール不適合(材質的にあっていなかった)と思われます。
ですので、この時代には、エンスト、燃料噴射ポンプのトラブルについて、
数多くのスレッドが立ち上がりましたので、過去記事を読んでいると、
トラブルがあったことはわかると思います。

しかし、もう10年も前の話。
燃料噴射ポンプくらいで、どうしようか迷うオーナーは、もう殆どいないかと思います。
たいていのトラブルに対して、克服してでも乗っている方が多い。
私も、平成7年式ですから、車齢は満20年。
20年前の車が、補器類が逝ってしまっても、何も驚かずに、ASSY交換します。

燃料噴射ポンプがお亡くなりになる頃、問題なのは、
ポンプ交換して、エンジンの始動性が悪いとか、エンストしてしまうと言う不具合。
交換したのに、悪くなる??

燃料噴射のタイミングが合っていないんです。
私も経験しましたが、ポンプだけ新しくなっても、
タイミングチェーンが伸びていたり、
クランクシャフトプーリーのダンパーが位置がずれ始めていたりと、
ポンプ以外の原因で、噴射タイミングが合わなくなっていることがあります。

ポンプ交換の際、合いマークをあわせるだけで、
それ以外に進角調整を行わずに、スムーズにエンジン始動が出来ないのであれば、
その他の2箇所(タイミングチェーンとクランクシャフトプーリー)が疑わしい。

このことを、修理屋さんに伝えて、全部交換して欲しいとお願いしましたが、
その時は断られまして。
後日、他の三菱ディーラーへ持ち込み、他の2箇所を交換しましたが、
それこそ、新車同然。

植物油も、2ストオイルも、そのあたりは、私も過去に試したことがあり、
おっしゃりたいことは良く分かるのですが、実際のところは、もっと根本的なこと。
機械的に、老朽化してきているんです。

でも、ディーゼル車について理解しているメカニックは、世に少なく、
ディーラーで再三説明しても、メカニックの理解不足で完治しないケースもございます。
私も、話のわかるメカニックを求めて、160km遠方のディーラーまで持ち込みましたから。


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