DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルRe: 今年もまたエアコン+エンジン載せ替えたのに
投稿日: 2011/07/20(Wed) 00:10
投稿者: kazuhiko

Re: 今年もまたエアコン+エンジン載せ替えたのに > 3週間ぶりにやっと帰ってきたので、7/17に慣らし運転を兼ねて、ドライブに行きました。
> エンジンは良好なのですが、エアコンは絶不調。松本あたりまで出かけようと

この3連休は、松本・安曇野で、デリカ仲間が集まり、キャンプに、エアコン整備にと。
お越しいただければ、エアコン整備もできたかもしれません。

但し、日中の松本盆地は、焼けるように暑くて、35度超は当たり前…

> さすがに、窓を開けた状態、かつ、渋滞に耐えきれなくなり、八王子から外環で関越へルート変更したところ車も殆どいなくスイスイで、エアコンの冷えも回復しました。

渋滞や、山間部の急登坂などで、エンジンルームが熱を持つと、エアコン周りも
熱の影響で、液化しづらい環境になるため、急激に冷却効率が悪化して、時として
熱風が出てくるかも。
しばらく放置して、エンジンが冷めた頃に、エアコンも復活することもあります。


さて、一連のご質問を読ませていただいた上で、今回、信州でエアコン整備した
toyo号の症状が、非常によく似ていたので、報告します。(長文になります)

●2011年7月17日(日)、翌日18日(月) toyo号のエアコン整備。安曇野市にて。

平成8年式(H8.2登録)PD8W ジャスパー(96モデル) 2800DT

2年前に冷媒補充と、オイル&添加剤(コールドワン)充填で、効きは改善していた

前のみ使用…ある程度冷える
前後使用…冷えなくなる(効きが悪くなる)

前後ONにして、ゲージ接続して点検(アイドリング状態)
サイトグラスは泡だらけ
低圧3キロ…高い
高圧13キロ…やや低めだけど、極端に低いわけではない
噴出し口温度(前)は21℃程度(外気温は30℃超)

高圧側はやや低い程度で、ハンチングもなく、ほぼ規定の値と思われる。
低圧側はやや高く、ガス補充ができる限界。3キロ以上だと入っていかない。
ゲージの圧力から読み取ると、
高圧側は、コンプレッサーの能力不足か、冷媒不足
低圧側は、コンプレッサーの能力不足か、冷媒過多?
サイトグラスは泡だらけで、冷媒不足の可能性あり
前だけのときは冷えて、前後使用すると冷えが悪くなるため、冷媒不足と判断。

冷媒(ガス)を補充しようとするが、低圧側が3キロもあるため、
思うように入っていかない。
アイドリング回転数では吸い込みが悪いため、1500回転までエンジン回転数を上げ、
冷媒缶を加温しながら、少しずつ補充していく。低圧側がやっと2.8キロまで下がる。
冷媒が殆ど入っていかない状況だが、温度変化を確認しながら、冷媒の適量を推測。
補充前 噴出し口温度は21℃。
1缶補充後 19℃と、わずかに下がったか??(半信半疑) 高圧は14キロ。
2缶補充後、17℃だが、サイトグラスの泡立ちに変化が。(泡立ちが減り始める) 高圧15キロ。
3缶補充後、サイトグラスの泡立ちは消え、噴出し口温度は14℃まで下がる。高圧16キロ。
この時点で、作業終了。低圧は2.8キロと、変わらず。

作業終了後、走り出してしばらくすると、前後使用で11度まで下がり、冷えるようになる。
外気温は35℃。

但し、山間部の急登坂では、エンジンに熱がこもるのと同調して、
エアコンの温度は急上昇。24℃まであがってしまう。(外気温よりは低いのだが)

※6台連なって、林道ツアーへ。蝶ヶ原林道へアクセスする、保福寺峠の急登坂で、
とうとうギブアップして、エアコンOFF、窓全開。
この時点での情報のやり取りは、走行中に、無線で会話しております。

エアコンを切り、しばらく走行後、下り坂でエアコンをONにすると、
再び冷えるように。

明らかに、コンプレッサーの能力不足を疑わせる。



翌日の作業。※kazuhiko,は仕事のため帰宅した後で、デリカ寒冷地さんからの報告。

作業前に、エアコンONにして、ある程度時間が経過した時点で、
オイル量を点検し、適量であることを確認。
一度、冷媒を全量抜き取る。抜き取り作業時に排出されるオイル量も確認。
レシーバー、Oリングを交換。
真空引きをして、しばらく放置。機密性のチェックをする。漏れなし。
冷媒補充するが、昨日の作業と同様に、冷媒はなかなか入らず。
5缶目補充中に、サイトグラスの泡は消える。
規定量は1100gだが、6缶全量入れる。(総量1200g)
低圧側が高いため、補充に相当な時間を要すが、6缶補充後の噴出し口温度は
10℃前後まで冷えるように。(前後使用)高圧側は17~18キロ程度。

添付画像は、手前、技術指導はデリカ寒冷地さん。奥は、toyoさん本人。
左は、後期型2800DTを、エンジンを2回も載せ替えた、rtp@名古屋さん。


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