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おはようございます。平成7年SG(2800DT)に乗っています。
> 整備解説書を見ると、アッパーアーム交換にはブレーキホースを外す必要があるようで、手順をお伺いしたいのです。。 > 具体的にお伺いしたいのは、1,ブレーキホースの取り外し手順(フルードの抜き取り方)2,フロント一カ所のフルードを抜いただけでも、エア抜きは4輪全てですべきか否か・・です。
昨日、お友達のSGの、ドライブシャフト交換作業を致しましたので、ついでに、 画像を撮っておきました。
整備書に示されている、ブレーキラインの切り離し箇所は、黄色の矢印で示した箇所。 フルードの抜き取り方ですが、ラインを切り離してしまうと、全部垂れ流しになって しまいます。 何らかの方法で、流出するフルードを最小限にとどめたいのですが、切り離した箇所の 上流側が、鋼管ですので、バイスプライヤーで挟んで止めるわけにも行かず、かなりの 量が流れ出てしまうと思われます。 よって、ブレーキライン全体にエアーを噛んでしまう恐れがありますので、 エアー抜き作業は、四輪すべてと考えた方が安全でしょうね。
極力、ブレーキフルードの流出を抑制する手段として、 (1)リザーブタンク内のフルードはあらかじめスポイトなどで吸い取って減らしておく。 (2)リザーブタンクの蓋を外し、ラップ&輪ゴムで封をして、空気が入らないようにする (3)ブレーキペダルは踏みっぱなしになるようにしておく (4)上流側がゴムホースの場合は、バイスで挟んでおく(※今回の場合は不可)
ブレーキラインの切り離しには、フレアナットレンチの使用をお奨めします。 一般的なスパナやモンキーなどで施工して、舐めてしまったり、不具合が生じたときの リスクを考えると、専用工具は必需品でしょう。
ブレーキフルードは、吸湿性が高く、安全のためには短期間で交換することが好ましく、 (一般的には年1回は交換したい) よほどのことがない限りは、四輪すべてのエアー 抜きを兼ねて、全量入れ替えることが望ましいと思います。
足回り部品を交換する際は、左右同時に交換しておかないと、アライメントの狂いから、 直進性の悪化や、タイヤの偏磨耗を引き起こし、左右で部品の劣化の程度が異なると、 アライメントの調整も出来ない場合もあります。 |