DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルRe: 高速道路でラジエーターが・・・・
投稿日: 2010/05/09(Sun) 14:57
投稿者: kazuhiko

こんにちは。平成7年SG(2800DT)に乗っています。

この度は、ご愁傷様です。

> 平成9年の後期型のSGに乗っている尾道SGと申します。

後期の電子制御式の4M40は、前期型(機械制御式)に比べて、最大過給圧が高い
こともありまして、熱効率の問題というか、ヘッドのウオータージャケットに
クラックが入って、冷却水が不足するという事象を聞いたことがあります。
知り合いの方で(こちらのBBSにも投稿がありましたが)、過去に2回、
新品エンジンに換装された方がおります。
同様の事象で、リコールではないのですが、T車のハイエースに搭載された1KZは
自主回収して、対策(エンジン出力を下げる)を施しているようです。

>  昨日,所用があり山陽高速で岡山まで行っているときのことです。100Km位で軽く流しているとき,ふとメーターをみると水温計がぶっちぎり状態でした。

ディーゼル車にとって、高速走行中は、水温計とエンジン回転数は、よく見た方が
宜しいかと思います。
SGのように、ボンネットにラジエターのある車両では、比較的安定しているのですが、
昔から、キャブオーバー型の1BOXに乗っていましたので、水温計の針の上昇には、
非常に過敏に対応しております。

> 高速道路と言うこともあってそのまま走り一番近いインターチェンジでおりて事務所の駐車場でエンジンストップ。

本来は、不具合を抱えたまま自走すると言うのは、様々なリスクを伴うものではありますが…

昨日、中央道で、パンクした車両を路肩に止めて、タイヤ交換中に後続の大型トラックに
追突されて3人が亡くなるという事故がありました。
そのような悲劇に遭遇しないように考えると、最寄のインターまで走ったことは、
ある意味適切な対応だったのかもしれませんね。
高速道路上のトラブルでは、DIYでは対処できないこともあるでしょうから、
苦肉の策としては、安全な場所まで退避できたことは、不幸中の幸いかもしれません。

> ボンネットを開けてみるとラジエーターの上部と下部のカシメの部分ががばっと開いておりました。早速JAFを呼んでとりあえず自宅まで帰りました(追加料金2諭吉・泣)

10年10万キロを目安として、ラジエターホース、サーモスタットの交換は、
予防整備の上では必須でしょう。クーラントに関しても、5年、若しくは7年くらいで
交換するほうが好ましいとは考えていますが、近年は環境対策の考え方で、長寿命を
うたった製品もございます。(個人的には、ラインの詰まりを考えると不安ですが)
 
>  それから行きつけの自動車工場に来てもらって見立てをしてもらったのですが・・・・ラジエーターとサーモを交換して様子を見るか?水温に気がついて15分くらい走っているのであればガスケットがやられている可能性もあるなあ?って言われてしまいました。なにやらガスケットがアウトだと冷却水がエンジンの中に入り込みちょびちょび,冷却水が減るのだそうです。恐る恐る,ガスケットを変えた場合の料金を聞くとSGはエンジンを降ろさないとできないので工賃だけで15諭吉はかかりそうだな?っていわれました。とりあえずガスケットが逝っているかどうか調べるには,ラジエーター交換をして一定の圧力をかけてみないと解らないそうです。

修理工場の判断は、非常に適切だと思います。

> そこで皆様にご相談なのですが・・・・
> 1ラジエーターとサーモを交換して様子を見る。

社外品(インドネシア製など)のラジエターなら、2~3万円程度で入手できるようです。

> 2ラジエーター交換の代金がもったいないのであきらめる。

三菱純正のラジエターだと、8万円くらいはしたと思いますね。

> 3ラジエーター交換をしてアウトだったら噴射ポンプ・タイミングチェーン・オルタそのた全部リビルトする。40近くかかりそうだといっておられました。

噴射ポンプもタイミングチェーンも、オルタも、関係ない部分です。
噴射ポンプをのぞくと、日常の予防整備の範疇ですから、まとめて施工することも
ないようにも思います。(エンジン整備に比べると、それ程高額の修理でもありませんし)

それとですね…中古のエンジン等に積み替えるということは、安易に考えない方が
良いと思います。

ディーゼルエンジンの整備は、そんなに安くはありませんよ!
(腰上の整備で15万なら、安いでしょうね)

ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンに比べて、非常に高価なものです。
中古エンジンは、ガソリンエンジンの2倍はします。
それでも、救いなのは、海外でも軽油の値上がりから、ディーゼルエンジンの需要が
低迷したことで、数年前に比べると、相場も下がり、国内の在庫も増えてきたようです。
(一時期は、国内で中古のディーゼルは手に入らないくらい品薄でした)
前期型の4M40などは、輸出不振の為に、相場が下がってきたようですが、
後期方の4M40は、玉数が少ないので、安く手に入るかどうかはわからないでしょう。


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