DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルRe: オイルが増えてる!!
投稿日: 2010/04/12(Mon) 13:54
投稿者: kazuhiko

Re: オイルが増えてる!! こんにちは。平成7年SG(2800DT)に乗っています。

> 2800ディーゼルターボに乗っています。
> 先週ディーラーでオイル交換をして、昨日オイル点検をしました。するとオイルゲージからはみ出すくらい(白い部分)にオイルが入っていました。
> 交換後すぐに点検したらきちんとゲージ内になっていました。

> 整備手帳への記載は今回入れたオイルは6リットルだそうです。
> エレメントは交換してないから6リットルってのは適量ではす。

>当方は朝エンジンかける前にオイルゲージのチェックしました。
>それで3センチくらいゲージより上までオイルが入ってました。

整備書に記載されている内容を、転記します。

<エンジンオイルの交換>
(1)(2)省略
(3)新しいエンジンオイルを入れる
 ・4M40 5.5dm3  → わかりづらい単位ですが、5.5リットルと同じ意味
 ※他のエンジンについては省略
(4)エンジンを数分回転させる
(5)エンジンを止め、数分後にレベルゲージでオイルレベルを確認する。

以上となりますが、決して難しい手順ではないのですが、残念なことに、
こういう基本を守らない整備士が世の中多数派を占める現実。

6リットルでは、規定量よりも多い!
中のオイルが100%が抜けるとは限らないので(絶対に少しは残ります)、
仮に、規定量の5.5リットルであったとしても、多いでしょうね。
※抜ける量は、エンジン停止してから放置した時間により数百CCは前後します。

なぜ、こういうおかしな整備をするのか??
お客様を長時間待たせると、お叱りを受けるからです。
・全量抜いている時間の余裕がない。(上抜きのほうが早いこともあります。)
・新油をれたら、数分暖気ではなく、数秒回しておしまい。
・エンジンを止めたら、直後にレベルゲージを挿して、規定範囲ではなく、入っていればOK。
これが、大多数の業者の施工方法です。(特に、20分とか30分で作業できると言う業者様)

私自身、三菱に限らず他社のディーラーも含めて、オイル交換後の油量レベルが
かなり多いことを、嫌というほど体験しています。
後で抜くくらいなら、自分でDIY交換したほうがマシ。

極めつけの、笑えないオイル交換は、某社ディーラーでオイル交換して、40日後に、
ドレンプラグ脱落で、エンジン壊れて中古エンジンに換装したことですね。
そのときに、ピット内作業を見学させてもらい、驚愕の事実を知りました。
こんなスペシャルいい加減の整備士達にお願いしたら、壊されてしまう。

私は、北海道出身の道産子ですが、現在は富士山の麓に住んでおります。
以前、北海道へ帰省したときに、空知管内南部の某三菱販社(ディーラー)でオイル交換。
請求された伝票を見て、7リットル! はぁっ?? なにこれ??
すぐに担当者を呼び出して、説明を求めました。エレメント交換はしていないよね?
オイルパンから抜いただけでは、5.5リットルしか入らないはずですよね!

フロントマンでは話にならないので、整備士にも話を聞きましたが、この車種では
このくらいの量入れています。これが普通ですと言い張って譲らず。
ディーラーの駐車場でボンネットを開けて、レベルゲージを引き抜き、点検するも、
双方譲らず。
販社側の主張は、エンジン停止直後に測らないと、エンジンからオイルが戻ってきて
しまうので、レベルは増えて当然とのこと。整備書に書かれている、数分後に測るのは、
認めないのです。
喧嘩しながらも、1リットルだけ抜いてもらいましたが、その三菱販社では、これでは
オイル量が不足して、故障の原因となるとするとの脅し。
でも、実際問題、これでも多すぎて、本州への帰り道を千数百キロ走り、結果は、
オイル量過多で、オイルパンのシール部分から噴出していました。

エンジン停止直後に測るのが正しいと、静岡県内の三菱ディーラーも同じ主張をします。
以前乗っていたSGを購入時、他社ディーラーで整備して納車されたのですが、オイル量が
あまりにも多いので、他の修理と併せて、三菱販社でオイルを抜いてもらったのですが、
まだ多い。適量まで抜いて欲しいとお願いすると、エンジン停止して30秒以上時間が
経過すると、エンジンの中のオイルが戻ってきてしまうので、走行中の油量と違って
くるので、エンジンを停止して直ちに測ってくださいとのこと。

呆れて、あいた口がふさがりません。
私自身、こんな整備の仕方は、教わったことがないので…

尚、エンジン停止中は、エンジン内部からオイルが下がってきますから、
翌朝まで駐車しておいた車のエンジンオイルは、かなり増えていると思われます。

暖気後(走行後)、エンジンを停止してから、数分後にレベルを測るのが、正式な方法です。

それと、もう1点。
新油は、熱の影響を受けていないので、粘度は硬く、流動性が違いますので、エンジンを
止めてから、オイルパンに戻ってくるまでには時間を要します。
オイルは、エンジンに火が入ることで、高温となり、走行時の熱の影響で酸化が進み、
エンジンオイルの流動性も軟らかくなってきますので、新油を入れた時点と、翌日以降の
走行が進んだ状態とでは、同じ方法で油量を測っても、実際に、増えております。
体積膨張するので、オイルが増えてくるということは、本当にあるのです。

私自身は、新油への交換時は、レベルゲージの下限付近まで入っていればヨシとしています。
新油時から上限付近まで入れてしまうと… 燃費悪化や、エンジンに負担を掛けてしまいますので。


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