DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルRe: キャンバー角について
投稿日: 2010/01/30(Sat) 23:38
投稿者: kazuhiko

こんばんは。平成7年SG(2800DT)に乗っています。

> 前輪の車高上げるとキャンバー角はネガ、ポジ
> どちらのほうになるのですか?

トーション絞りで、車高を変化させた場合、アッパーアーム・ロアアーム、
ドライブシャフトの角度は、どのように変化するでしょうか?

ノーマル車高では、ドライブシャフトは、ほぼ水平気味。
車高が上がると、タイヤの位置は変わらず、車体側だけが上げるので、
ドライブシャフトは、斜め下に向きますね。

ドライブシャフトは、上下のアームの先端にある、ナックルを介して、
タイヤ・ホイールを固定しています。

アームは、人間の腕と同様に、軸を支点として、回転運動をしますから…

どうなるかと言うと、

当然ながら、ドライブシャフトに対して、直角に取り付いているタイヤ・ホイールは、
ドライブシャフトが水平に近い場合のみ、垂直になっているのが基本。
(キャンバー角が、0度)
※ある程度は微調整が可能です。

ドライブシャフトが、斜め下に向くと言うことは…

自分の腕を動かして考えてください。

ドライブシャフトには、C/Vジョイントが入っており、
ある程度は角度が変化しますが、原理的には、上記のような傾向性が働きますね。

単純に、ネガ・ポジをコメントしても、理屈を理解していないと、
そのうちに忘れて、どっちだったか、わからなくなります。

そして、ある程度の年数を経た車両では、ロアアームのブッシュもへたり、
アームの取り付け位置がずれるために、リフトUPしているのに、
ネガキャンだったり、ポジティブについている車両もあったり…
他人の車を眺めても、理解に苦しむこともあるのですが…

上げていて、ポジティブについているようなら、正常な傾向ですから、
1.5程度の上げ幅なら、キャンバー調整できる範囲でしょうね。

2以上UPしているのに、ネガティブな車は、調整できる範囲を、
大きく逸脱している車なのですが、実際問題、こういうケースも多々見かけます。

※ネガティブキャンバー 俗に言う、ハの字。ローダウン車に多い。ポジティブは、逆。


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