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こんにちは。平成7年SG(2800DT)に乗っています。
> 左側に傾いていたり、黒煙モウモウと吐いたりとイメージも安全性も良くありません!
車両が左に傾くのは、足回りのヘタリによるものであり、左重心のSGには顕著な 傾向です。リフトUPしたことと、車両が傾いていることの因果関係はありません。
黒煙を吐くのは、ディーゼル車の特徴で、リフトUPしたガソリン車には無関係な冤罪です。
どちらも、整備不良が原因と思われる不良傾向ですが、これは、世間一般から見た、 デリカ(ノーマル車を含む)のイメージそのものです。
デリカのイメージと言うと、 ・車高が高くて不安定そう、倒れそうで怖い ・遅くて邪魔だし、黒煙を吐く ・ヘッドライトの位置が高くて眩しいので目障り ・ドレスアップに気合いが入っているオーナーが多くて変な人が多い
どれもこれも、リフトUPに限った定着イメージではないですね。
> かくいう当方も30mm程度のオーバーフェンダー付けていますが、車高ならびにタイヤサイズはノーマルで、ホイールのみ7j-OF-5(スタッドレスは7j-OF+10のパジェロ用)に変更しています。
世間から見れば、充分、改造車ですよ。(記載事項を変更しなければ車検通りませんね) トレッドを広げて、安定性を増すのが目的であれば、数ミリ~10ミリ程度が実用的。 40ミリ近くタイヤを外に出して、しかもマイナスオフセット。 安全性という点では、??です。
車両を設計する時点で、ホイールの中心が、旋回時の中心軸となる、ナックルの中心と 重なるように設計されています。 ですから、オフセット変更でトレッドを大幅に変更すると、ナックルの中心軸から ホイールのセンターがずれることにより、タイヤが設地する際の面圧が弱くなり、 メカニカルグリップが失われる傾向にあります。 すでに、仕様変更に伴い、体感されていることと思いますが、ステアリングへの 入力量に対して、車が曲がらなくなってきているはずです。 小回りが効かない、つまり、コーナリング時には、ノーマル車よりもステアリングを 余計に切り込まなくてはならないので、長期的に見ると、ハブベアリングを痛め やすくなります。
こうした車の特徴は、雪道での安定したグリップを損なうと言うこと。 ノーマル車なら、曲がれるはずのステアリング入力量で、旋回初期時に応答性が悪い 故に(曲がりきれないために)、トレッドを広げた分だけ多くステアリングを切る 必要があります。 同じタイヤの幅でありながら、面圧が低下してグリップ力が弱くなっているところへ、 ステアリングを多く切るため、車の挙動が乱れる傾向にあります。 (だから、ノーマル車よりも安定していると勘違いして油断すると、横転するのです)
車高を上げて、高重心になっているわけでもないのに、わざわざ性能をスポイルさせる 改造は、私のようにノーマル幅で乗っている者には、理解できません。 所詮、見た目重視のドレスアップ派と、大差ないと感じます。
改造の手法云々の話は、長くなるので割愛しますが、ご自分の車について、現状を 正しく理解していないオーナーの取り扱いが、一番怖いと思います。
画像は、デリカ乗りのお友達と、信州の秘境へ温泉に行った時のもの。 基本的に、一緒に走っているのは、ノーマル車高の車ばかりです。 改造等を施されている車と、走るペースが異なりますから、一緒に走ると、 走りづらいのは確かです。性能的に似た車同士のほうが、一緒には走りやすいですね。
横転している画像の車は、大型のクロカン4WD車です。対向車線からセンターを割り 突っ込んで、路肩に横転しているようです。改造車、ノーマル車問わず、雪道で 四駆の横転などは、比較的多く見かけます。
こけるか、こけないかは、運転する人の技量次第、天候次第、路面状況次第… |