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こんにちは。平成7年SG(2800DT)に乗っています。
> 平成6年式PD4Wに乗ってるデリカばかと申します。(13万キロ) > 先日エンジン始動直後にファンベルトの鳴きが発生し、ディーラーへ持ち込んで調整をお願いしたところ、整備スタッフに呼ばれて何事かと思い愛車の所へ行くとラジエター上部のプラスチック部分のホースと接続する出っ張り部分が折れてクーラントが噴出してる状態でした。 > スタッフ曰く「ベルト調整中に気が付いた、年式が古いので劣化してたのでは?」とのことでした。 > 確かに古い車なので各部の劣化は致し方ないのですが、どうも今回は整備中のミスのような気がしてなりません。
この部分が折れてしまったSGのラジエターが、我が家に予備部品として眠っています。 (旧YUJI号のラジエターです)
確かに、コンデンスタンクと並んで、壊れやすい部分でして、古くなり、経年劣化で弱く なっているところに、衝撃等、無理な力が加わると、簡単に折れてしまいます。 とはいえ、触らないのに折れるほどの箇所なのか?
勿論、ラジエターアッパータンクの割れ等は、比較的メジャーなトラブルではあります。 冷却系のメンテナンスを怠った結果、閉塞を起こして、詰まったラジエターを循環しよう とするクーラントの圧力に負けて、弱い樹脂部分が破裂すると言うもの。
しかし、そういうトラブルを起こした場合は、大なり小なり、痕跡は残ります。
(1)走行中、一気に高温、高圧の蒸気が吹き上げて、浦島太郎。 画像BBSの投稿記事「浦島太郎」まさや@松本さん https://com.sgd4.com/pbbs/joyfulyy.cgi?getno=1863#getno1863
(2)激しい噴煙を噴き上げることなく、あるとき突然漏れ出す ・同記事中の、YUJI@静岡さん(今年のトラブル事例)
(3)その他、亀裂が弱いために、目立った外傷を発見できないけれど、冷却水が漏れて不足する
SGの作業性の問題点から、最も注意を要するのは、走行中に折れてしまうことよりも、 整備作業中に折ってしまうこと。 画像は、お友達のYUJI@静岡の、以前乗っていたPD8Wのラジエター。
エンジンのロッカーカバーからのオイル漏れ対策で、ガスケットを交換する作業を、 お友達と2人で施工していたようですが、SGに乗り始めて間もない友人が、 不用意に体で触れてしまったところ、ポキッと折れてしまったそうです。
このままでは自走できなくなり、目の前が真っ暗になると言うのが、普通の人ですが、 YUJIさんの場合は、さすがは静岡の匠と呼ばれるだけあって、凄腕の持ち主。 キャップボルトの頭からドリルで、貫通穴を開けてしまいまして、折れたラジエターの リターンボース取り付け部にねじ込み、コーキング剤で目止め処置を施して、 帰還してしまうのです。これを聞いて、恐れ入りましたね。
その後は、折ってしまった友人も責任を感じ、埼玉に住む別の友人に相談。 私も、静岡から埼玉まで、中古のラジエターを受け取りに、一緒に出かけましたが、 さすがは埼玉の部品商と呼ばれるだけあり、程度の良いラジエターを用意してくれました。
その後は、kazuhiko宅で、ラジエターASSYを交換したのですが、 このYUJI@静岡さん、乗り換えたPE8Wでも、またしてもラジエター損傷。 今度は、kazuhikoの持っている予備部品(水没号から奪取)に積み替えたのでした。 |