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こんにちは。kazuhikoです。
SG(スペースギア)に乗る前は、同じデリカのSW(スターワゴン)に乗っていましたから、 乗り換えた当時には、SGのブレーキが弱いと感じたことはありません。 他社のワンボックスやミニバンに比べると、重量、特にバネ下重量が重たい車種ですから、 どうしてもブレーキの点では不利になってしまうのです。
それと、もうひとつ、デリカ(D:5を)除く)特有のお家事情。 ご存知のように、デリカのネーミングは「デリバリーカー」からの造語でして、 商用車(貨物車)ベースであることが、デリカがデリカである所以。
だから、乗用車専用設計のミニバンだと思っていると、大間違い。 デリカカーゴとボディを共通化する上で、ワゴン仕様では別設計にしてあっても、 あまり無理できない部位も出てきますね。
さて、本題ですが、コストパフォーマンスをある程度犠牲にするつもりであるなら、 パッドに関しては、選択肢があります。 SG用に作られた、4WD向きのパッドを選ぶのも選択肢のひとつですし、 他車種と兼用しているものもあります。 (但し、車両重量が違いますから、それなりの特性の違いはあります)
面白いのは、パジェロだけではなく、三菱の乗用車系と、共通の可能性。 パッドの形状が共通化しているのは、フロントだけですが、 ギャラン・ディアマンテ・デボネアなどの高級路線の車種のほか、 エボ6(但し、4ポット対向キャリパー装備車を除く)までのランエボとも共通。
勿論、三菱の部品番号では、共通ではありません。メーカーとしては、車重を考慮して 専用仕様にしてありますからね。
ノーマルパッドよりも、初期制動を求めるとか、高温での特性を引き上げるとか、 目的により選択肢は様々です。
ちなみに、私自身が使っているのは、プロジェクトミューのB-SPEC http://www.project-mu.co.jp/ja/index.html
温度域 0-500度(ノーマルパッドは300度くらい) ストリート~スポーツ走行用(サーキット走行向きではない) 価格 純正×1.3 寿命 純正×0.6 ダスト 純正×5倍以上 ローターへの攻撃性 純正×3倍以上 鳴き 純正×1.2 ※整備不良でない限りは鳴かない ※過度な熱による影響を受けると、酸化皮膜がひと皮剥けるまでは異音も発生する
富士山の10%勾配を下ってくる分には、余裕で使えますが、 箱根の旧街道など、18%勾配で攻めると、悲鳴を上げます。 ※ノーマルパッドでは数分でブレーキが効かなくなるほどの(煙を上げるほど)状況です
年間2万キロ走行。通常のワインディング走行では殆どブレーキは踏みませんが、 市街地及び、ハードに峠道を攻めるときにはブレーキは多用します。 パッドの寿命は1年以内。 ローターは、研磨した純正品を使い捨て。パッド交換2回に一度の割合。 安物の社外ローターでは、強化パッドには負けてしまいますから、純正ローターの方が 耐久性・経済性に優れています。 |