DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルRe: ブレーキの効き改善について
投稿日: 2009/12/15(Tue) 13:00
投稿者: kazuhiko

Re: ブレーキの効き改善について こんにちは。kazuhikoです。

SG(スペースギア)に乗る前は、同じデリカのSW(スターワゴン)に乗っていましたから、
乗り換えた当時には、SGのブレーキが弱いと感じたことはありません。
他社のワンボックスやミニバンに比べると、重量、特にバネ下重量が重たい車種ですから、
どうしてもブレーキの点では不利になってしまうのです。

それと、もうひとつ、デリカ(D:5を)除く)特有のお家事情。
ご存知のように、デリカのネーミングは「デリバリーカー」からの造語でして、
商用車(貨物車)ベースであることが、デリカがデリカである所以。

だから、乗用車専用設計のミニバンだと思っていると、大間違い。
デリカカーゴとボディを共通化する上で、ワゴン仕様では別設計にしてあっても、
あまり無理できない部位も出てきますね。

さて、本題ですが、コストパフォーマンスをある程度犠牲にするつもりであるなら、
パッドに関しては、選択肢があります。
SG用に作られた、4WD向きのパッドを選ぶのも選択肢のひとつですし、
他車種と兼用しているものもあります。
(但し、車両重量が違いますから、それなりの特性の違いはあります)

面白いのは、パジェロだけではなく、三菱の乗用車系と、共通の可能性。
パッドの形状が共通化しているのは、フロントだけですが、
ギャラン・ディアマンテ・デボネアなどの高級路線の車種のほか、
エボ6(但し、4ポット対向キャリパー装備車を除く)までのランエボとも共通。

勿論、三菱の部品番号では、共通ではありません。メーカーとしては、車重を考慮して
専用仕様にしてありますからね。

ノーマルパッドよりも、初期制動を求めるとか、高温での特性を引き上げるとか、
目的により選択肢は様々です。

ちなみに、私自身が使っているのは、プロジェクトミューのB-SPEC
http://www.project-mu.co.jp/ja/index.html

温度域 0-500度(ノーマルパッドは300度くらい)
ストリート~スポーツ走行用(サーキット走行向きではない)
価格 純正×1.3
寿命 純正×0.6
ダスト 純正×5倍以上
ローターへの攻撃性 純正×3倍以上
鳴き 純正×1.2 
※整備不良でない限りは鳴かない
※過度な熱による影響を受けると、酸化皮膜がひと皮剥けるまでは異音も発生する

富士山の10%勾配を下ってくる分には、余裕で使えますが、
箱根の旧街道など、18%勾配で攻めると、悲鳴を上げます。
※ノーマルパッドでは数分でブレーキが効かなくなるほどの(煙を上げるほど)状況です

年間2万キロ走行。通常のワインディング走行では殆どブレーキは踏みませんが、
市街地及び、ハードに峠道を攻めるときにはブレーキは多用します。
パッドの寿命は1年以内。
ローターは、研磨した純正品を使い捨て。パッド交換2回に一度の割合。
安物の社外ローターでは、強化パッドには負けてしまいますから、純正ローターの方が
耐久性・経済性に優れています。


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