DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルRe: 車体が左に流れます
投稿日: 2009/12/11(Fri) 17:31
投稿者: kazuhiko

Re: 車体が左に流れます こんばんは。平成7年SG(2800DT)に乗っているkazuhikoです。

> (2)車体の傾き
> ・路面からフェンダーまでの距離
>   前 左832mm 右832mm
>   後 左858mm 右851mm

殆ど左右の差はないようですね。

※整備工場でもない限りは、積載状態や、路面の傾き等で、1センチくらいは、
 当たり前に誤差が出ますから、一度測って、車を走らせて(移動して)、同じ場所へ、
 前後の向きを逆に駐車して、再計測してみると、計測誤差は軽減できます。

> ・フェンダー中心からのタイヤはみ出し具合
>  (タイヤ上側でもっとも膨らんだ部分まで)
>   前 左▲12mm 右▲17mm
>   後 左▲ 3mm 右▲ 7mm
> ※左右で4~5mmの差がありました
>   ※前後でタイヤ・ホイルが違います(タイヤサイズは同じ)

左右の差があるようですね。
(参考値: 前13ミリ 後11ミリ ※BS AT694と、純正アルミの組み合わせ)
計測の方法としては、水平な場所に駐車して、フェンダーから、錘をつけた糸を垂らします。

フロントに関しては、キャンバーが狂っているのかも?
ロアアームの偏芯ボルトを調整して、キャンバーの調整で補正できる場合と、補正の
限度を超えている場合があります。
補正の限度を超えている場合は、ロアアームブッシュの損傷などが原因で、標準値よりも
傾きが大きい場合。

リアに関しては、調整箇所がありませんので、ノーマル車(無改造)では
どうしようもないのですが、タイヤの取り付け状態が、左側の方がやや出っ張り気味と
いうことは、恐らく、リアの車高が2センチ程度下がっているのでしょう。

スプリング&ショックアブソーバーを新品に交換するか、
(ルーフラックなどの積載物があって、尻下がりになっている場合は、これでも治らず)
リフトUP車、ローダウン車同様、リアのラテラルロッドを調整式に交換して、
後輪の左右の傾きを補正するか。
リアコイルマウントに、スペーサーを挿入して、へたって下がった分を補正するか。

> ・タイヤの空気圧
>   前2.2kg、後2.0kg

メーカー指定値を下回ってはいませんが、個人的には、低いような気がします。


いずれにしても、細かく調べて、数値を元に状況を検討して、どのような処置が
必要なのかを考えてみるのも必要でしょう。

このような掲示板では、実車を見ることができませんし、ある程度、数値で情報交換
しないと、判断できない要素もあるわけですが、DIYで対処するのであれば、
気長にやっていくしかないでしょう。

尚、すべてをDIYで行うのではなく、整備工場や、テスター屋さんで計測して
もらうのも、意外と近道なんですよ。
(四輪アライメントテスターとは違い、費用的には高くは無いです)

サイドスリップテスターへ載せて、トーの狂いを診断することと、
キャンバー・キャスターゲージで傾きを計測してもらうだけでも、参考になります。

※画像は、整備工場で使用している、キャンバー・キャスターゲージ。
 7~10万はする器具ですから、DIYで所持している人は、まずいないでしょう。
 私自身は、自作のゲージと、デジタル傾斜計を利用して、0.1度単位まで計測しています。


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