DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルRe: 低速時にカタカタ音で黒煙が・・・。
投稿日: 2009/12/11(Fri) 09:03
投稿者: kazuhiko

Re: 低速時にカタカタ音で黒煙が・・・。 おはようございます。平成7年SG(2800DT)に乗っています。

> H7年式SG所有しています。
> 12万キロ走行のため、かなり修理箇所が増えてきております。

エンジントラブルに関するご質問の際は、エンジンの種類などは、自己紹介して欲しいです。
文面から、ディーゼルエンジンと察しますが、SGでも、2WD車と4WD車では、
ディーゼルエンジンでも、搭載されている型式が異なりますので。


> 最近、エンジンのかかりが悪く、ディーラーで見てもらったところ、グロープラグとリレーの交換だといわれました。

後に書かれている、EGRとの因果関係はありません。
まったく別の症状ですので、放置しておくと、それなりの代償を支払うこととなりますゆえ、
あくまでも自己責任でお願いします。

> その後、交換せず走っていますが、フロント部からアクセル低速時にカタカタと音がして黒煙を吐くようになりました。

> このサイトで見ていたところEGRが怪しそうです・・・。

恐らく、EGR不良に拠る不具合と思われます。

EGR不良かどうかを診断する簡易的な方法は、EGRをカットして、機能停止させること。
EGRバルブを作動させている、バキュームホースを抜くことで、機能しなくなります。

EGRをカットした状態で、症状が再発しないようであれば、EGR不良が原因と診断
しますが、これで解消しなかった場合は、他に原因があるものと考えます。

但し、EGRを殺して走行を続けることは、公の場では推奨しかねます。
・排ガスに関する問題
・エンジンに関する問題

本来なら、EGRは生かした状態で、不具合の解決をするべきですが、年式的に、
一発解消できない可能性もあります。

不具合の治療方法ですが、エンジンに近い側からの点検・処置をして、治らなければ、
次の箇所へ進むと言う、消去法での解決をシュミレートします。

(1)直接的に機能している機械系統
・エンジンのインテーク側に接続されている、EGRバルブの点検
・EGRバルブのバキュームホースを切り離して、不具合が解消すれば、EGR不良と診断
・EGRバルブを取り外して、バルブの作動を確認
・汚れていたり、詰まっていたら、洗浄して、再使用できるよう試みる
・EGRバルブが不良であれば、新品のEGRバルブに交換

(2)EGRを間接的に制御している機械系等
・EGRバルブが生きているのに、不具合が解消しない場合は、EGRバルブを制御して
 いるバキューム系統を疑う
・ソレノイドバルブの点検
・ソレノイドバルブが不良であれば、ソレノイドバルブ不良

(3)EGRを間接的に制御している電気(信号)系統
・機械的な不具合ではない場合、EGRをコントロールしている電気系統を疑う
・LPS(レバーポジションセンサー)など
・信号系統の不具合については、三菱販社でダイアグノシスを点検してもらうのが明快
(専用の機器を接続してコンピュータ診断します)
・各所ハーネスの接続や、錆などを確認。接点復活剤で導通が改善されることもあるし、
 部品自体が要交換の場合もある。

(4)その他、関連する部分の再確認
・EGR不良により引き起こされる現象は、酸素濃度が不足して不完全燃焼すること
・エアクリーナーや、タービンの機能低下により、吸気側に欠陥があると、不具合を増大させる
・エアクリーナーの交換等は、事前に対処しておいた方が、ベストな治療を期待できる

※画像は、H7年車 2800DT 4M40(機械制御式)のEGR


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