DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルDIYで修理しました
投稿日: 2009/09/08(Tue) 04:45
投稿者: kazuhiko

DIYで修理しました 仕事を終え、夜勤明けのkazuhikoです。

先週末に、信州でエアコンの整備をしてきましたので、報告します。

2号車(拾萬円号)は、初夏に冷媒補充をして調子よく冷えていたのですが、先月、まだ8月の
暑いさなかに、エアコンのコンプレッサーから異音が発生し、コンプレッサーが逝ってしまいました。

当初、コンプレッサー本体ではなく、マグネットクラッチの損傷を疑いまして、マグネットクラッチ
部分のみの交換を検討しました。
拾萬円号のACコンプレッサーは、車体から降ろさずに、車載状態で、マグネットクラッチ部分の
分解を行いましたが、確かに、マグネットクラッチの内部パーツが破断しており、直接の故障の
原因は間違いなかったようです。

しかし、マグネットクラッチ内部の部品が暴れて、プーリーに軸ブレが発生した結果、コンプレッサー
本体の軸も痛めてしまい、再使用不可の状態に。

コンプレッサーASSYでの交換となると、新品部品では約10万円もします。
幸い、新品に換装して1年しか使われなかった1号車(水没号)のコンプレッサーがありますので、
車両から降ろして、予備パーツのストックはできています。

問題は、コンプレッサーを切り離してしまうと、冷媒が抜けてしまうことと、更に問題なのは、
コンプレッサーオイルが大気に触れると、空気中の水分と反応して、瞬く間に劣化して、使い物に
ならなくなってしまうこと。ですから、コンプレッサー脱着作業と、冷媒補充は、短時間のうちに
終わらせてしまわなければならないのです。

故障したコンプレッサーを降ろし、水没号のコンプレッサーを積み込みます。
レシーバーは新品に交換しておきます。(ここまでは自分で作業します)

デリカ寒冷地さんにお願いして、真空引き後、コンプレサーオイルと冷媒6缶(1200g)を
補充してもらいます。
水没号のコンプレッサーは、状態は良好で、真空引き後の漏れもなく、しっかりと加圧されるのですが…

運転開始後、しばらくしてリアの噴出し口からは冷風が出てきましたが、フロントの噴出し口からは、熱風しか出てきません。
噴出し口温度37度の世界…  正直、愕然としました。

当初は、フルオートエアコンのため、温度制御をしているエアーミックスダンパーの不良を疑いましたが、
2年前に新品部品に交換しておりまして、他に原因があるかもしれないと。

ブロアファンを外して、エアコンONの状態にして、フロントACクーリングユニット内の配管を
手で触ってみると… 冷たくない!!
つまり、フロントのエバボレーターには冷媒が流れていないということになります。

コンプレッサーで圧縮された冷媒は、エバボレーターで気化されるわけですが、この気化する部分に
ある、エキスパンションバルブが詰まると、エバボレーター側には冷媒は流れません。

せっかく冷媒を充填したばかりですが、やむなく、ACクーリングユニットを取り出し、エバボレーター
からエキスパンションバルブを切り離し。
交換するべき新品部品は持っていませんでしたが、幸いにも、YUJI号に移植した、水没号の
エバボレーターには、新品のエキスパンションバルブと交換したため、水没号から取り外した、
エキスパンションバルブが余っており、若しかしたら、使えそうです。

エキスパンションバルブの交換後、復旧してから、水没号の冷媒を充填したのは、YUJI号の
作業を終えた深夜。
デリカ寒冷地さんの田んぼで、投光器で照らしながら作業しました。当初用意していた冷媒も
使い切って、もう1回充填するだけの予備はありませんでしたが、デリカ寒冷地さんがが在庫を
提供してくれました。

結果は、無事に前後とも冷風が出るようになりました。 日付も変わって月曜日になっていましたが、
冷風が出てきたときには、ほっとしました。

翌日(月曜日)の通勤時に、エアコンを使いましたが、10℃前後の冷風が出ております。

詳しくは、後日レポートしたいと思います。


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