DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルトーションバー
投稿日: 2009/09/01(Tue) 04:58
投稿者: kazuhiko

おはようございます。平成7年SG(2800DT)に乗っているkazuhikoです。

> フロントのトーションバーを絞ってとはどういう作業でしょうか?

SGのフロントサスペンションに採用されているスプリングは、コイルスプリングではなく、
トーションバースプリングと言います。

このスプリングは、鋼鉄棒がねじれる反力を利用した構造ですから、ねじる力を加減することで、
バネレートが自在に変更できるのです。
バネレートが硬くなると、車体重量による沈み込みの少ない状態になりますから、つまり、
その分だけ車高は上がります。

ですから、純正のスプリングでも、多少の車高変化をさせることは可能です。

ただし、新品時でも2インチUPが限界かもしれません。
経年劣化で弱ったスプリングでは、1~1.5インチUPが限度でしょう。

また、トーションバーを絞りすぎると、サスペンションとしての機能を著しく制限されますから、
路面の凹凸に追従することができなくなり、非常に乗り心地の悪い車両になる場合もあります。

トーションバーを絞って車高UPされた場合、路面からの突き上げ感が強くなることと、
アッパーアームのバンプストッパーを薄型のものに替えるか、或いは純正の部品を切り取って
しまわないと、足が自由に伸びなくなるため、路面の凹みを通過するときに、脚が伸びず、
タイヤが穴に落ち込むという、非常に乗り心地が悪くなる場合もあります。

仮に、トーションバーを絞って2インチUPできたと仮定しても、ノーマルのショック
アブソーバーでは、ストローク量の不足があるかもしれません。


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