タイトル | : Re: 後期型のブーストアップについて |
投稿日 | : 2009/08/28(Fri) 16:52 |
投稿者 | : kazuhiko |
こんにちは。平成7年SG(2800DT)に乗っています。
> 後期9年のDT5MTエアロルーフ乗りの初四駆です。
> 前期型の解放限界は0.95とのことでしたが、後期型だと、私のブースト計の読みですと、ノーマルですでに0.95くらいはかかっているようです。
前期型では、インマニのリリーフバルブが1.0キロ以下で開放してしまいますので、
最大でもこのくらいでしょうね。
もっとも、リリーフバルブが開放する前の段階で、ウエストゲートバルブで制御していますので、
新車時でも0.85~0.9くらいではないかと思います。
後期型の場合… 今回、パーツCDを調べて初めて知りましたが、インマニにリリーフバルブが
ないのですね。だから、圧が上がっても開放しないわけだと、納得。
前期と後期では電子制御化されたという違いはありますが、排気量も同じ、燃焼室の構造が
基本的には同じですから、著しく出力をUPさせるためには、燃調の他に、過給圧も変更されて
いるのでしょうね。
※前期と後期では、タービンの品番が異なると思いました。
> 現状はいくらディーゼルターボとはいえ、むやみにブースト圧を上げるのは怖いので、今のところメーター読みで1.10(それでもすごいですけど^^;)で止めています。
これは、俗説というか、巷で言われていることなので、きちんとした確証はないのですが…
三菱のエンジンは、過給圧1.0が限界。
T社で、1.2が限界 と言われております。
> 自分は最大1.20まではやりましたが、むしろパワーが落ちた気がしましたので、
まさや@松本さんのレスが的確ですね。
前期型で、ノーマルの燃調で1.1以上に上げると、高回転域で抜けたようになりますね。
以前乗っていたPD8Wでは、燃調を増量して、1.2まで上げていましたが、加速性では、
段違いの加速をします。(燃調のバランス次第で、黒煙が増えます)
(今乗っているPE8Wは、極端な燃料の増量はせず、最大1.0で乗っています)
限界点は…ブローするまでですかね。
前期型で、ノーマルの燃調で1.6まで上げたことがありますが、出力はむしろ頭打ち。
燃料不足のためにブローはしなかったものの、これで燃料を増量したら、エンジンが耐えないと
感じました。
過給を上げるだけなら簡単ですが、バランスよく車と付き合っていくというのは、かなり
難しい話ですから、ここでは大幅に割愛して説明しますが、過給圧が上がった分だけ、熱量も
上昇しますから、熱害への配慮が必要です。
1.0を超えているのでしたら、排気温度計や、油温計は必需品だと思います。
排気温度は、鉄の融点を理解したうえでモニターして、必要に応じてクールダウンを行います。
油温は、使用されているエンジンオイルによって、限界点は異なりますが、いずれにしても
160度に至った時点で、化学合成油だろうと、すべてのオイルは使用不可です。
油温を管理し、いつでも直ちにオイル交換できることが、必要条件です。
適宜にクールダウンを施し、オイルの交換サイクルも、ノーマル車よりも大幅に短期間で
交換していくなどの、非常にピリピリした、シビアな管理を要求されます。
もし、それができなければ、路上で大破することもあるかもしれません。
また、パワーUPに伴い、ブレーキや足回りも追従するように整備していくことをお奨めします。