DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトル燃料フィルターについて
投稿日: 2009/08/24(Mon) 14:46
投稿者: kazuhiko

燃料フィルターについて パイナップルアーミーさん、こんにちは。kazuhikoです。

> 大体どの位で交換するものでしょうか?

一般論としては、ガソリン車で10万キロごと、ディーゼル車で5万キロごとという
程度ですが、メーカーや車種により、指定時期が異なる場合があります。

特に、三菱車は…

私が乗っている平成7年マイナーチェンジ前の初期型SG(95型)では、
ディーゼル車のフューエルフィルターは2万キロ交換となっているのですが…
同じ7年式の車両でも、マイナー後の96型になると、6万キロ交換と変更に
なっています。(SGのディーゼル生産終了まで6万キロごとです)

ま、人により走行距離数や使用の状態も違ってきますが、車検2回に一度くらいは、
現在の車検制度(法定24ヶ月点検整備)では整備しないような箇所にも、手を入れた
ほうが、愛車のためには優しいかも。

> > 或いは、最近、燃料ランプが点灯するほど燃料を減らしたことはなかったでしょうか?
> > 古いディーゼル車で、燃料タンクを減らすのは、自爆行為です。
>
> 私はよくやるのですが、タンクが錆び易くなるためでしょうか?
> ふと疑問でしたので教えて頂けるとありがたいです。

タンクが錆びやすくなる原因は、結露。よく、給油所で水抜き剤を進められることは
ないでしょうか?
ところが、この水抜き剤は、アルコール系の物が多く、非常に格安の単価で、暴利を
得ることができるという、給油所を救済すべく存在するようなもの。

水抜き剤を不要とする、一番の方法は、常に燃料を満タンにしておくこと。
燃料タンクが空になった分だけ、タンク内には湿度を含んだ空気が入りますから、
気温差などで結露を生じやすくなるという、水抜き剤のセールスには対抗できます。

若干、話が横道にそれましたが、燃料タンクに結露を生じているとか、水抜き剤の
使用云々とは切り離して考えても、金属製燃料タンクの底には、長年の使用で錆が
発生している可能性は否定できませんね。(SGは金属タンクです)

ガソリン車では、燃料中の水分は軽油に比べると少ないし、フィードポンプがタンク内
にあり、ポンプで押し出す手前に、大きな錆を吸い込まないように、ストレーナーが
ついています。

ディーゼル車では、タンク内にはポンプも、ストレーナーもありません。
エンジンに取り付けてある燃料噴射ポンプで、燃料タンクから吸い上げています。
燃料の噴射圧力もガソリン車の比ではないし、軽油には水分が多いために、
(冬季は水分の多い軽油では凍結してしまいます)燃料フィルターに水抜き装置が
装備されていて、定期的に点検するべきものです。

燃料が常に満たされていれば、燃料タンクの底に沈んだ錆を巻き上げて吸い込む
リスクは少ないのですが、燃料を底まで減らしてしまうと、錆を含んだ軽油を
かき上げて、燃料ラインに吸い込んでしまうようなもの。

ガソリン車に比べると、燃料タンク内に錆が発生しやすい環境にあり、しかも、
錆を吸い込んでしまうリスクが非常に大きいのです。

そして、ディーゼル車は前述のような(燃料ポンプの違い)構造であることから、
一度ガス欠にしてしまうと、そのあとは給油しても、再始動不可能です。
燃料ラインのエアー抜きが必要となります。

だから、ディーゼル車に乗っていて、燃料を底まで減らすというのは、とても
リスキーであり、非常識な行為なのです。


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