DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルバルブクリアランスの調整
投稿日: 2009/06/29(Mon) 01:57
投稿者: kazuhiko

バルブクリアランスの調整 こんばんは。kazuhikoです。

> 現在125000k オイル交換は半年か3000k。最低でも、5000kで交換してましたが、前回は8000k近くまで交換出来ませんでした。(モービルスペシャル鉱物油10W30)

10W30の鉱物油でしたら、私が使う印象では、夏場は2000キロも使えば、
かなり熱ダレを起こしているように感じます。

もし、タペットの叩く音が原因であれば、オイルの粘度を硬いものに変更してやる
ことで、多少フィーリングは変化するかもしれません。

夏場は15W40程度のオイルを入れることで、ノイズが低減して静かになることも
あります。

> 症状ですが、まず3週間前に20キロの走行スピードで猛烈な黒煙と「ガタガタ」とエンジンから異音が発生しました。しかし猛烈な黒煙は出るものの、走行自体にあまり支障はありませんでした。音がでるのは20キロ前後のスピードでした。

EGRについては、中間加速時に、アクセル開度を少しずつ踏み込んでいくような
運転操作をした際に、トラブルを発生する確率が高くなります。
というのは、アイドリング時や、アクセル全開などの両極端な状態においては、
EGRをキャンセルするように出来ているからです。

EGRバルブを交換しても直らない場合もあります。これは、バルブを制御している
系統が悪い場合。ソレノイドバルブや、アクセル開度を信号化している、レバー
ポジションセンサー(LPS)など。

LPS交換しても、不具合が残る場合があります。これは、個体差による不適合で、
これを解消するためには、LPS自体が可変抵抗なので、LPS本体を回して、
抵抗値を変化させてやることが、整備書に書かれていますが、ディーラーの整備士が
出来るかどうかは不明です。(以前、富士市の東海三菱では断られました)


> ディーラーにてEGRバルブ交換を指摘され交換しましたが、バルブ交換しても異音が治らないと言われコンピューター制御を交換し、「ガタガタ」異音及び猛烈な黒煙は解消されましたが、エンジンから以前と違う「カタカタ」音がアイドリング時発生しました。走行中は多少音が大きくなります。エンジンが冷えているときと、温まったときでの異音の差はありません。
>  ディーラーからは、たぶんタペットの音だと言われ、修理の費用についてはあいまいでした。

エンジンを分解してみないことには、どの程度カムが磨耗しているのかが、わかり
ませんので、修理見積もりについては、明言しないのかもしれません。

タペットの異音を調整するためには、バルブクリアランスを調整します。
カムシャフトを取り外して、クリアランスに応じた調整シムを挿入して行うのですが、
調整シムは、非常に細かく厚みの設定があり、約50種類という沢山の種類があります。
たった8箇所のシムを交換するために、事前に全種類の部品をまとめて購入しておく
必要があるので、部品代にして、約1万円程度は無駄に捨ててしまうことになります。
(実際に使用するのは、2000円分くらい)
これには、不満があるかもしれませんが、エンジンを分解してから部品を注文して、
部品が届くまでの間、エンジン不動の車両をピット内に放置すると、その間に他の車の
修理が出来なくなりますから、営業上、やむを得ないことでしょう。

工賃に関しては、1~2万円くらいは見込んでおいたほうがいいと思われます。

バルブクリアランスを調整することで、エンジンのばらつきは減少し、ダイレクトに
調子よく回りますから、静粛化、走行安定性どれをとっても、10万キロオーバーの
車に対しては、お奨めのメンテナンスなのですが、先述したように、タペットの異音が
発生する原因が、カムの磨耗によるものであれば、その程度により、異音解消の効果は、
ユーザー様が納得できるレベルにまで改善できるかどうかは、わかりません。

また、異音に関して、エンジンの暖気や回転数による変化が無いと言うのも、
タペットの異音であるかどうか? 気になる点ですね。

何度も質問ばかりで申し訳ありませんが、異音は、エンジンの回転数に比例して早くなる?
それとも速度に比例する?
(シフトアップでギアが変わったとき、速度は増すが、回転数は下がりますね)

もし、オイル粘度を変えても変化せず、エンジンの熱膨張にも無関係な異音だとしたら、
クランクシャフトプーリーからの異音だったりして?? ベルトの張り具合や、
ガタツキは如何でしょうか?


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