DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルRe: エアコンが効かない第2弾
投稿日: 2009/05/31(Sun) 01:25
投稿者: KRS

toyoさん  こんばんわ

> コンプレッサーを旧品から新品または、リビルド品に交換する場合、
> 一度運転したエアコンは、各部にオイルが分散しているので、旧コ
> ンプレッサーに溜まっていたオイル量と同等の量にそろえるため、
> 新品のオイルを一旦抜いて、旧品の量にそろえ、多い分は捨てる。
> とある本に書いてありました。

その通りです。
壊れたコンプレッサーに入っていたオイル量を
新しいコンプレッサーに同量入れてください

エアコンのオイルは配管・部品に付着し
配管の温度・エアコンの使用時間でコンプレッサーに戻って来る量が違い
オイルがコンプレッサーにたまる量が変化するため、
オイル量を調整しないとオイルが多い(少ない)状態になり
コンプレッサーに良い状態とは、言えません。


> 実際の修理では、オイルの酸化防止のために、どのような工夫をして
> いるのでしょうか。

これは、早く作業するしか方法がありません。

部品交換やガス漏れ修理等行う場合は
交換・修理後に加圧試験を行ってガス漏れがないのを確認して
オイルを抜き取り
真空引きがすぐ行える状態にしてから
コンプレッサーオイルを開封し、補充
スグに真空引きを行う

以上の、作業手順で良いと思います。

実際には
コンプレッサーが大型の為、
コンプレッサーの1次側と2次側にバルブがついていて
完全に配管とコンプレッサーが仕切られるため
コンプレッサー内部のみの作業となり
また、オイルを抜く場所、入れる場所、真空引きを行う場所(高・低圧2か所)
とわかれているため

ガス漏れがないのを確認
真空引き
ある程度真空が(半分ぐらい0.05MPa)引けたら
オイルを補充(この時も真空引き作業中)
オイルを補充終了(この時も真空引き作業中)
オイルを補充する栓を完全に閉めて
最後まで(0.1MPa)真空引きします

これが現場で行っている作業です。(R-134aだけでなく、おもにR-404・R-407の時)

人それぞれ、各会社違うと思います
これより早く作業出来たと言う方、私にも教えてください。仕事にもやくだつので

ようは、コンプレッサーオイルをいかに、空気に触れる時間を短くするかです。

toyoさん頑張ってください。私にわかる事なら協力しますので


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